『新学年へ向けて、一足早いスタートを』
2016.01.20
新学年へ向けて「フライングスタート」することをお勧めすることがあります。
一般的に「フライングスタート」というとあまり良いことではありませんが、受験学習に取り組むうえでは決して悪いことではありません。
中学受験を目指す進学塾の新学年は2月から始まります。この新学年のスタートをうまく切れるかどうかが、これからの一年間の学習を左右し、成績にも影響してきます。ポイントは、少し早めのスタート。そうすることでお子様の気持ちに余裕が生まれてきます。
お子様は、無意識のうちに所属する集団の中で自分の位置を決めてしまうことがあります。お子様によっては、その位置に満足せず、少しでも高いところを目指して努力をします。しかし多くのお子様は、自分はだいたいこのくらいの成績だといったん考えてしまうと、そこから(よい意味でも悪い意味でも)大きく変わろうとしないものです(もちろんその意識を変えることは必要ですし、その方法もありますが、それはまた別の機会に譲ります)。その考えがいったんリセットされるのが新学年スタートのタイミングです。
さらに新しい学年になると、使用するテキストや宿題の量、そして学習に仕方なども変わってきます。小学校では新年度を迎えると、新しい先生や新しい教室に慣れるための期間があるそうですが、進学塾では特にそういったものは設定されていません。2月初回授業から、その学年に必要なレベルとスピードでテキストの学習が進んでいきます。そういった点からも、少し早めに新学年へ向けて意識を高めておいていただければと思います。
現在、早稲田アカデミーにお通いの皆様であれば、今週末に行われる『公開組分けテスト』が終わったところから、新学年へ向けた「フライングスタート」を切るのがよいでしょう。別に難しいことをする必要はありません。各校舎の保護者会などでお配りしている『学習の手引き(ドリームキャッチ)』に目を通して、新学年の学習をイメージしてください。また、できれば2月から使う『予習シリーズ』などのテキストもパラパラとめくってみてください。お子様が予習をするということではなく、保護者の皆様が眺めていただくだけでかまいません(新単元の導入は授業で行い、定着させるのが効果的ですので、お子様が「予習」をするのは逆に避けた方がよいでしょう)。
新年度から早稲田アカデミーへの通塾をお考えの方は、できれば1月中に塾の授業を受けておくことをお勧めします。2月から始まる新年度カリキュラムの学習をスムーズに行うために、塾や先生の雰囲気になじんでおく必要があるからです。特に算数に関しては、前学年までの知識が不足していると、新学年カリキュラムを進めることが難しい可能性もあります。早稲田アカデミー各校舎では、そういった点を考えて、2月から新規にご入塾いただく方のフォローアップも実施させていただいております。お子様の学年や学習状況によって、クラスでの対応になるか、個別対応になるかは異なりますが、どの学年の方にも万全の体制で新年度のスタートを切っていただけるように対応させていただきます。お気軽にお近くの早稲田アカデミーまでお問い合わせください。
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