「新年度初回の『組分けテスト』が行われます」
2016.03.09
「新年度初回の『組分けテスト』が行われます」
各学年で、今週末(3月12日・13日)に『公開組分けテスト』が実施されます。早稲田アカデミーでは、この『公開組分けテスト』を全塾生の方へ向けた「必修テスト」と位置づけております。毎週の『土曜YT講座』を受講されていない方も含めて、全員が受験するテストとなります。また、テスト会場も早稲田アカデミーの校舎ではなく、四谷大塚の指定会場となりますので、各校舎からの案内をご確認いただき、お間違えのないようにご受験ください。
『公開組分けテスト』というのは、主催する四谷大塚YTnetの名称になっております。このテストで早稲田アカデミーのクラスが決まってしまうというようにお考えになる方もいらっしゃるのですが、実は完全に連動しているわけではありません。四谷大塚YTnetでは、この『公開組分けテスト』の結果によってコースが分かれ、さらにコースごとに組が設定されます。コースは上からC→B→Aという順になり(小5・小6はCの上にSコースもあり)、それぞれコースの中に、上から1組→2組→...という組が設定されています。難度別の3コースの中で、さらに上からどれくらいの位置にお子様がいるのかを客観的に把握できるようになっています。
『公開組分けテスト』の試験範囲は、直前4週間で学習した単元の内容が中心となります。予習シリーズなどの教材にも、『総合』と表記され、復習内容を扱うことになっていますので、お分かりいただけると思います。小4の方であれば、テキストの第5回が『総合』になります。この週は、通常の単元学習回とは異なりますので、一週間の学習内容(授業の進め方・宿題)が変わってきます。すでに担当講師よりお子様に向けて学習指示が出ていると思いますが、しっかりと進めていただき、高得点・好成績を目指してください。
『公開組分けテスト』の結果に関しては、『土曜YT講座』の通常回(各週単元回)よりも少し注意をしてご覧いただきたいと思います。このテストでは、一週間の狭い学習範囲のテストとは違い、約一ヶ月分の広い学習範囲から出題されますので、単元内容が理解できているかどうかだけではなく、定着度合いも計ることができます。理解は速いが定着しきれない(抜けてしまうのも速い)タイプと、理解するのに時間はかかるが理解してしまえば定着するタイプのお子様がいます。どちらがよいというわけではなく、そのタイプによって学習方法などを変えていくことが必要になるのです。
もうひとつご留意いただきたいのは、通常の『土曜YT講座』を受講していない場合です。毎週行われる単元テストを受験している生徒は、そこで学習内容の定着を図っていますので、まとめとなる『公開組分けテスト』の結果は総じて高く出てきます。「定着度合い」だけではなく、「テストへの慣れ」や「アウトプットトレーニング」などの面でも、テストで実力が発揮しやすい状態にあるのです。逆に毎週の単元テストを受験していない場合は、授業や宿題で身につけた実力を100%発揮できる状態にはありませんから、相対的に結果は低く出てきてしまうことが多いのです。ところが、お子様はそこで出てきた結果(コースやクラス、得点や偏差値)が自分の実力だと思いこんでしまうことがあります。本来であれば、もっと高い結果が出せるのに、「自分はこれくらいなんだ」と思い込み、そこからなかなか抜け出せなくなってしまうことがあるのです。この点に関しては、ご家庭でもご注意いただければと思います。
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