『春』
2016.03.18
昨日、今日と春らしい気温になりました。私も今日、今年初めてコートを着ずに出勤しました。気温の上昇とともに、日差しも明るくなってきているように感じます。来週には首都圏でも桜の開花宣言が出される可能性があるとか...。いよいよ本格的な春到来というところですね。
春の語源は諸説あるようです。草木の芽が「張る」、田畑を「墾る(はる)」、気候が「晴る」、などなど。いずれにしても万物の生命、エネルギーを感じる季節ということができそうです。毎年この時期の生徒の様子を見ていても、冬の時期と比較して明るく、元気に授業を受けてくれているように思います。なによりも、授業中やその前後での「笑顔」が増えているようにも感じています。
そんな中、まれに暗い表情をしたお子様を見ることがあります。心配になってお母様に電話をすると、「親子ゲンカをした」「宿題がうまく回っていない」「お友達との関係がちょっとこじれてしまった」というような要因についてお話しをされることが多くあります。せっかくの「春」ですから、お子様たちには明るい笑顔で過ごしていただきたいと思いますし、この時期に明るく元気で新年度・新学年をスタートすることが、この先にもつながっていくと思います。
各校舎に貼られている春期講習会のポスターをご覧になりましたでしょうか。今年の春期講習会のキャッチコピーである「上げていこう」という言葉と、斜め上を見つめている女の子の写真がレイアウトされています。ある生徒から「先生、なにを『上げて』いくの?」という質問をもらいました。私は「もちろん『成績』を上げていくのだけれど、そのためには『気持ち』も上げていくことが必要だし、背筋を伸ばして『顔』を上げていくことも大切だよ」と答えました。
うつむいていたり、猫背になっていたりすれば、気持ちも前には向かないでしょう。気持ちを高めるためにも、まずは姿勢からということもよくいわれます。表情にしても、暗い顔よりは笑顔でいる方がよいに決まっています。ご家庭でもお子様が笑顔でいられるように、働きかけていただければと思います。
錦糸町校では本日、旧小6生対象の『中1準備講座』の最後の授業が行われました。2月に中学入試を終えた生徒たちも次のステージへむけて、新しく始まる「英語・数学の中1単元先取り授業」に参加してくれていました。授業前にその中のひとりがお母様と一緒に受付まであいさつに来てくれました。「今日が最後の授業なので...」という言葉は少し寂しそうだったのですが、「中学校でもがんばって」という声をかけたところ、満面の笑顔を返してくれました。
「春」を感じる時期になると、私は少し明るめの色のネクタイをするようにしています。自分の気持ちも明るくなるように感じます。
- 2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
- 2017.07.05 『夏をなめるな。』
- 2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
- 2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」