「習い事にも全力投球!」
2016.05.06
早稲田アカデミーではゴールデンウィークが終わりました。本日から通常の授業が再スタートし、明日と明後日には小学部の各学年でテスト(マンスリーテスト・公開組分けテスト)が実施されます。今日の小学校3年生の授業では、「ゴールデンウィークを楽しんだら、次はテスト! さぁがんばろう!」と話したところです。
皆様方はどんな連休を過ごされましたか。関東地方では今年初の「夏日」にもなったり、少し風が強かったりという日もありましたが、概ね晴天に恵まれ、色々と楽しめたのではないでしょうか。私も、久しぶりに趣味の○○をひっぱり出してみるなど、今年はゆっくり過ごすことができました。
ゴールデンウィーク中、習い事の練習や試合・発表会などでがんばっていた生徒も多くいたようです。サッカー、野球、バスケ、スイミングなどなど...。そんな「習い事」ですが、本格的な受験学習に入るときに、整理しなければならないとお考えになっているご家庭も多いでしょう。私も保護者の皆様から、「野球はいつまでなら続けてもよいでしょうか...」というようなご質問をいただくことが多くありますので、今回の記事では、習い事に関するご質問にお答えしたいと思います。
習い事を辞めたり整理したりするときに、まず第一に考えなければならないのは、お子さまの気持ちです。本人は辞めたくないのに、がんばっている習い事を辞めさせてしまうと、学習に取り組む意欲まで失せてしまうことがあります。また、習い事で身に付けた気力や体力や集中力は、中学入試にも役に立つことが多くあります。ですから、早く辞めればそれだけ入試に向けて有利になる、ということではありません。小学校3~4年生の間は、塾での学習とそのほかの習い事はできる限り両立させておく方がよいでしょう。小学校4年生になると土曜日に「土曜YT講座(毎週の単元テスト)」が入ってきますが、午前中の試合のユニフォーム姿で飛び込んでくる生徒も多くいます。
受験カリキュラムから考えると、小学校5年生の2学期からは、かなり本格的な学習内容に入ってきますし、家庭での学習時間も増えてきますから、その時点では勉強に集中できる状態であることが望ましいと考えます。全ての習い事を辞めてしまう必要はありませんが、ある程度は整理ができているとよいのではないでしょうか。
私は、最終的に小6の夏休み前には、全ての習い事を整理しておくようにお勧めしています。小6の夏休みは、いままで学習した内容全てを復習する、非常に重要な時期になります。少しでも時間に余裕があったほうがいいというのももちろんですが、「ここから半年間は目標校合格のために本気で取り組んでいく」という気持ちをつくるためにも、他のことは考えずに勉強に全力を注いでもらいたいと考えます。
お子様の持っている力を100%引き出して、受験にむかってもらうためには、やはりある程度の時期には習い事は整理をする必要があるでしょう。しかし上に記しましたように、お子様の気持ちや学習状況、気持ちの切り替えの早さや体力など、考えることはたくさんあると思います。まずはご家庭でお話し合いいただき、そして塾の担当の先生にご相談されるのがよいと思います。
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