四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『自分で考える力を育てるために、前向きなやる気を』

2016.05.13

今回は「学ぶ」ということの根底にある、「学習に対する前向きな気持ち」について書かせていただきます。


小学生・中学生のお子様が社会に出るころには、世の中の進歩のスピードはこれまでと比較にならないほど速くなっていることでしょう。加えて、よりグローバルな視点も求められるようになっているはずです。そんな社会で活躍するためには、自ら考え、自らの力で新たな道を切り開いていくことが求められます。今から社会に出るまでのあいだに、「自分で考えること」ができるようになっておくことが必要です。もちろん、多くの知識を持ち、その知識を使うことも必要ではありますが、それを土台として、さらに高いレベルで思考し、自分の考えを表現・発信していく力が、「未来の大学生」にとって間違いなく大切になるはずです。


そういった観点から、大学入試そのものも変わりつつあります。また、大学入試へ向けて指導をする中学校・高校の入試もそれとともに変わってきています。知識の量を問うような問題、正確に作業ができることを試すような問題だけではなく、より深く考えるような出題が増えてきているのです。


たくさんの知識を身に付けさせるだけであれば、半ば強制的に覚えさせることも不可能ではありません。たとえお子様のやる気がそれほど高くなくても、スパルタ式に勉強させれば、ある程度は身に付くでしょう。しかし、より高いレベルで思考することが求められる場合、そこにはお子様自身の自覚が必要となるのは当たり前のことです。難しそうに見える問題でも、自分にとってはハードルが高そうに思える問題でも、あきらめることなく取り組むためには、学習に向けた前向きな姿勢が必要になるのです。


「本気でやる子を育てる」という言葉は、早稲田アカデミーの教育理念です。今、早稲田アカデミーが中学入試・高校入試・大学入試それぞれで大きく合格実績を伸ばしているのは、この教育理念のもとに指導をさせていただいているからだと、私は考えています。上記のような入試傾向の中で、お子様方のやる気を引きだし、自ら考えることができるように育て、前向きに学習に取り組ませることで、近くはそれぞれの入試という関門を突破することができ、将来的には日本のリーダーとなってくれるはずなのです。


「教わったことや本に書いてあることが理解でき、自分でもできるようになる」ということが学習の土台であるのは間違いありません。ただ、そこまでの学習では「習っていないことはできない」というレベルで終わってしまいます。そこから先、未知の領域であったとしても、臆せず踏み込んでいき、失敗を重ねても最後には正解にたどり着く...そんな学習の仕方を身に付けてもらいたいと思っています。そのためには、「本気でやる」気持ちが不可欠なのです。


さて、本日から『夏フェス クローバーセミナー』の受付がはじまりました。

今年の夏は、6月と7月に各1回、下記のテーマで実施させていただきます。

●6月10日(金)...第1回 『子どもをやる気にさせる具体策』

●7月 7日(木)...第2回 『小3小4の夏は「勉強」と「遊び」のバランスが大切』

早稲田アカデミーのホームページからお申し込みいただけます。ぜひ、ご参加ください。

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