「夏期講習会最終日...」
2016.08.24
本日、小学生の多くの学年で「夏期講習会」が終了となりました。私が小学生だった頃は、首都圏にあるほとんどの学校は8月31日までが「夏休み」でした。しかし最近では、学校の授業時間数の関係で、8月25日前後から新学期がスタートするところも増えてきているようです。私の担当している小3・小4クラスでも「明日から学校!宿題も全部終わった!」という生徒が何人かいました。一方で、8月31日まで「夏休み」で、まだ「自由研究」などの課題を残している生徒もいるようでした。お父様の仕事の都合に合わせて、講習会が終わった明日から家族旅行という生徒もいました。
早稲田アカデミーの「夏期講習会」も、8月中に始業式がある学校を考慮して、「午前・午後(昼)」の授業は8月24日までで終了し、25日以降は夕方以降の時間帯で実施しています。私が勤務する錦糸町校の近隣では、夏休みがまだ続いている学校もありますので、そういう生徒たちのために午前中から「自習室」を開放しています。
さて、夏休みの終わりに毎年書かせていただいているのですが、この時期にお子様方に一番味わってほしいのは「『夏にがんばった』という満足感・充実感・達成感」です。そのために、この夏休みを振り返ってみる時間をとっていただくことをお勧めしています。「夏の学習計画表」の評価を見ながら、毎日取り組んだ宿題(「ホームワーク」や「日々の算数」など)を見ながら、さらには講習会の授業で使ったテキストやノートを見ながら、お子様とこの夏に学習した内容についてお話ししてみてください。その際は、「なにができなかった」「これがちゃんとやれていなかった」というマイナス面ではなく、「こんなにがんばった」「宿題が全部終わったね」というプラスの面を強調していただくとよいでしょう。そこで得た「満足感・充実感・達成感」は、9月以降の「勉強の秋」に、さらには来年の夏の学習へとつながっていくはずです。
私もこの夏は小3・小4の授業に「全力投球」しました。学年やクラスによって授業(指導)スタイルは変えているのですが、やはり「夏」は少し厳しめに、さらには密度を高めて授業を行っていました。早稲田アカデミーの授業スタイルは「私語のない緊張感のある授業」となっています。特に「夏期講習会」では、夏休みという解放感から、ともすれば「はじけて」しまう生徒もいますので、授業の際には「緊張感のある雰囲気」を演出できるように心掛けています。とは言っても、笑顔が全くない、背筋をピンと伸ばして授業を受けているというような状態ではありません。当たり前ですが、緊張している状態では、先生が話していることが頭に入るはずはないわけです。お子様ひとり一人が緊張して授業を受けているということではなく、教室全体に緊張感があり、先生の話していることに対して真剣に取り組んでいるという状態を、早稲田アカデミーでは「緊張感のある授業」と表現しているのです。
また、「私語」は「講師の管理外のフリートーク」と位置付けています。たとえば、授業にまったく関係のない「おしゃべり」を隣の生徒としているような状態です。授業に関係のある話であれば、ときには笑い声が起こるような場面も、活発な意見が飛び交うような場面も、講師としては演出することがあります。ドッと笑い声が起こっても、次の瞬間テストが始まれば一気に集中して取り組む、真剣に問題に取り組んでいるときには一切声が聞こえず、鉛筆を走らせる音だけが...そんな授業をイメージしていただければと思います。
この夏も、早稲田アカデミーの各校舎では、そんな授業が展開されていました。この夏のお子様の頑張りが、きっと秋に成果となって表れてくるはずです。ぜひ、これからのお子様にご期待ください。
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