「新学期からの塾通い」
2016.09.21
早稲田アカデミーに入塾される方が一番多いのは、もちろん新年度開講となる2月なのですが、次に多いのがこの秋です。特に小学校3・4年生は、夏期講習会もしくは9月からスタートされる方が多くいらっしゃいます。しかし、すでに開講しているクラスに途中から参加することに関して、不安を抱えていらっしゃる方もいると思います。そこで今回は、早稲田アカデミーでスタートされる方へ向けて、少しアドバイスをさせていただきます。もちろん、すでに早稲田アカデミーにお通いの方にとっても、お役に立つこともあると思います。
① 夕方からの「授業」に早く慣れましょう
小学生にとって学校が終わってから「授業」を受けるということは、はじめ違和感があるはずです。習い事などの経験があったとしても、「勉強」「授業」となると少し話は異なります。学校が終われば、それで「一日の勉強はおしまい」という気持ちになるのが普通です。加えて、塾での授業は、学校で学ぶ内容よりも、難度が高く、密度も濃いため、はじめは戸惑うこともあるはずです。まずは、塾の授業ペースに慣れることが大切です。
いま通塾を迷われている方は、まずは一度「夕方の授業」を経験されるとよいでしょう。早稲田アカデミーでは各科目1回、体験授業を受けることができますので、お気軽に校舎までお問い合せください。
② 授業の進め方に慣れましょう
早稲田アカデミーの授業では、講師が基本的なところからしっかりと教えていくため、原則として「予習」は必要ありません。講師は、お子様がはじめて学習する内容に、興味を持ち、スムーズに理解ができるように解説していきます。ここでポイントになるのは、先生の話をしっかりと聞いて「1回で」理解するように努めるということです。『そんなことは当たり前じゃないか』と思われるかもしれませんが、これが上手くできないお子様が実は多くいらっしゃるのです。
塾での授業ペースは、小学校のそれと比較すると速いものです。集中して聞いていないとついていけないこともあるでしょう。早稲田アカデミーでは、お子様に授業内容をしっかりと理解してもらうために、講師が話をしているときは、原則ノートをとらせません。解説が終わったところで、はじめてホワイトボードの内容をノートに書かせます。この時も、ただ写させるのではなく、講師の解説を思い出しながらノートを書くように指示をします。お子様はノートを写しながら、聞いた内容の「復習」もこのタイミングですることになります。集中して話を聞き、集中してノートに写すことで、学んだことが定着できるという流れをお子様にも理解していただくことが大切です。
③ 宿題に慣れましょう
集中して授業を受けることで内容を理解できたとしても、実際に自分でできるようになるためには、宿題をしっかりと行うことが必要です。小学生にとって「復習」といっても、なかなか効率的に行うことはできません。やり方が漠然としている「復習」よりも、何をやればよいかが明確になっている「宿題」という形の指示の方が小学生には適しているのです。ですから、早稲田アカデミーでは「宿題」をやることが、そのまま「復習」になるようにしています。まずは、この点をご理解ください。
宿題の内容や量は、毎週ほぼ決まっています。週によって出したり出さなかったりすることはありませんし、その内容が毎回大きく異なることもありません(細かい点で言えば、単元学習を進める「通常回」と、四週間程度に1回あるまとめを行う「総合回」とでは、授業内容や宿題が若干異なりますが...)。どの科目の宿題をいつやるのか、自分の力でできなかったときはどうすればよいのか、という点については、通塾をはじめてから一か月くらいの間に確立できるようにしていきましょう。
大きく3つのポイントについて書かせていただきましたが、一番重要なことは、困ったときに「担当の講師に相談をする」ということです。通塾をはじめてみると、さまざまな不安や疑問がうまれてくるはずです。お子様はけっこうすぐに慣れてしまうものですが、保護者の皆様にとってはわかりにくい点なども多々あると思います。そんなときには、お気軽に早稲田アカデミーの担当講師までご連絡ください。
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