四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

「大学入試センター試験」

2017.01.20

1/14(土)・15(日)には、全国的な寒波の中「大学入試センター試験」が行われました。志願者数は過去最高となる575,967人だったそうです。東京・千葉・神奈川・埼玉の1都3県における志願者数は173,947人で、全国の約30%の割合となっています。


少し数字を細かく見ていきます。全体で約57万6000人の志願者のうち、81.9%にあたる47万2000人ほどが現役生で、浪人生の割合が20%を割り込んでいます。保護者の皆さまが大学受験をされたときとは大きく変わっているのではないでしょうか。さらに、今年の3月に全国で高校を卒業する見込みの生徒は、107万5000人ほどですから、実に43.9%にあたる生徒がセンター試験を志願したことになります。


私も昔、受験をしました。もちろん「大学入試センター試験」の前身である「共通一次」と呼ばれていた時代ですが...。高校の制服を着て、試験会場の大学に入っていくときの緊張感はいまだに覚えています。「センター試験の廃止」「新しい学力評価テストの導入」とさまざま話題になっている大学入試ですが、いまの小学生が大学への進学を迎えるころには、どうなっているのでしょうか。とても気になるところです。


今年の「大学入試センター試験」も私が小学生のときに教えていた生徒が挑戦しているはずです。校舎やNN志望校別コースで当時担当していた生徒の顔が思い出されます。


以前、「大学入試センター試験」の直前に、卒塾生が電話をくれたことがあります。中学入試のときに担当していた生徒だったのですが、(その校舎から私は異動していたので)異動先の校舎を調べてわざわざ電話をしてきてくれました。


要件は特になく、単に「大学入試直前になり、なんとなく早稲アカが懐かしくなった」という話でした。来週、センター試験を受けるのだけれど、直前に必死な思いで机に向かっていたら中学入試のときのことを思い出した。年末から年始にかけても早稲アカ時代のことを思い出して、家での勉強の予定表に『正月特訓』と記して予定を立てた。懐かしくなって早稲アカのハチマキを探したら見つかって、さすがに頭には巻かなかったけれど、壁に貼りつけて勉強している。...そんな話でした。


中学入試と大学入試では、もちろん学習の仕方は違います。しかし、自分の力で、目の前の壁を突破するという点においては、共通する部分があると思います。


中学入試においても、大学入試においても、合格をすればその後すべてがうまくいくというわけではありません。入試はゴールではなく、次のステージへ進むためのスタートラインなのです。私は入試に向けての指導・授業をする中で、単に得点がとれるようになるだけではなく、これから先の人生における苦難・困難にも立ち向かえる気持ちと力を身に付けてあげたいと考えています。


中学入試はすでに始まっています。早稲田アカデミーの受験生たちもそれぞれの学校で結果を出してきてくれています。早稲田アカデミーの中学入試結果は、今年も大きく伸びることが予想されています。きっと、いまお通いの保護者の皆さまにも大きなご期待をいただけるような結果となると思います。


皆さまも中学入試・高校入試・大学入試、それぞれの受験生たちをぜひ応援してあげてください。

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