『中学入試報告会』

2017.03.03

多くの塾で今年度の入試を振り返る「中学入試報告会」が行われています。早稲田アカデミーでも、首都圏にあるさまざまな会場で２月末から３月にかけて実施しています。私も昨日、千葉県の船橋でお話しさせていただきました。塾によって若干の違いはあるのですが、標準的には「入試概況」「科目ごとのポイント」「来年度以降の中学入試へ向けたアドバイス」というような流れで進められることが多いようです。

中学入試における保護者の方の役割として非常に重要なのが、「受験校の選定・受験パターンを考える」というものがあります。特に小５から小６にかけては、第一志望校だけではなく、第二・第三志望校として進学する意思がある学校をしっかりと選び、そこへ向けて一番よい形の「受験パターン」を考えていくことがとても大切です。この点に関しては、お子様に任せるわけにはいきません。保護者の皆様と担当講師でじっくりと相談していただき、お子様にとって最善の受験パターンを組んでいくことが大切なのです。保護者の皆様へ向けた「中学入試報告会」は、そのための情報をお伝えする場だと考えております。

今年度、早稲田アカデミーの「中学入試報告会」では「受験生一人当たりの出願校数・受験校数」「午後入試実施校」などについて、「入試概況」のパートでお話しいたしました。あくまで全体的な数字となりますので、お子様の志望パターンや成績、さらには地域によっても違いはあるとは思いますが、全体の動向はつかんでいただけたのではないでしょうか。

一方で、小４までは、「お子様への接し方」がとても重要になってきます。小４までは、学力そのものを向上させたり、小５以降の土台をつくったりすることに力を入れます。その点を意識しながら、お子様に接していただくことが、保護者の方の重要な役割となります。そういった点に関しては、来週実施させていただく「基礎から学べる中学入試報告会」でお話をさせていただく予定です。残念ながら、満席のため締め切りとなっていますが、お申込みいただいた方はぜひ楽しみにしていてください。

「基礎から学べる中学入試報告会」でお話しさせていただくことに関して、簡単に予告をさせていただきますと、大きくは以下の３つの項目をご用意いたしました。

①中学入試概況　～中学入試の大きな流れ～

②小４までに身に付けておきたい・伸ばしておきたい力

③小４までの保護者の方の役割を具体的に...

上記のような内容で準備を進めております。当日、会場でお待ちしております。

2017.07.07　『この夏を成功させる５つの方法　～第２回クローバーセミナーより～』

2017.07.05　『夏をなめるな。』

2017.06.30　「国語の学習に関して③　～記述力・表現力～」

2017.06.28　「国語の学習に関して②　～読解力とは～」