四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『基礎から学べる中学入試報告会』

2017.03.08

本日(3/8)午前に、TKPガーデンシティ渋谷にて『基礎から学べる中学入試報告会』を実施しました。比較的大きな会場だったのですが、当初の想定よりも多くの方にお越しいただき、ほぼ満席の状態で行うことができました。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございます。


簡単ではありますが、本日の講演内容についてまとめさせていただきます。大きく3つのテーマでお話ししました。1つ目は「中学入試概況」と題して、現在の中学入試状況について30分ほど触れました。小学校1年生~4年生の保護者の皆さまを対象としたセミナーでしたので、細かい受験倍率などではなく、中学入試全体の大きな流れについて説明しました。


中学入試における保護者の方の重要な役割のひとつに「受験校と受験パターンの選定」があります。ここ数年の受験率上昇には「高大接続改革」が影響していると思われます。新しい大学入試制度へ向けた私学に対する期待があるのではないでしょうか。そのため、一昔前にあったような「私立に合格できなければ公立中へ」という考え方ではなく、「公立中への進学という選択肢を持たない」という考え方が主流になってきているように感じます。そういう状況の中では、お子様に合った学校選択と、受験パターンの選定が非常に大切になってきます。今回は保護者の皆さまがその点についてお考えいただくための情報をお伝えしたイメージです。「受験生一人あたりの受験校数」「午後入試の実施校数」などを中心に数字を用いてお話しいたしました。


後半では「小学校4年生までに育てたい力」というテーマと、そのために「ご家庭でできること」という2つのテーマについてお話しさせていただきました。「育てたい力」としては、以下の3つについて触れました。

 ①「学ぶこと」を楽しむ力を育てる

 ②自己効力感・自己肯定感を育てる

 ③自ら「考えて解く」力を育てる

私自身が体験した具体的な事例も挙げながらお話しさせていただきました。


3つ目のテーマである「ご家庭でできること」については、具体的なアドバイスをさせていただきました。その中で一番お伝えしたかったのは「保護者の皆さまが、小学生の学習方法や中学受験カリキュラムなどについて、正しくご理解いただくことが、お子様のやる気を引き出し、成績向上につながる」という内容です。中学受験カリキュラムは、小学校のものとは大きく異なります。その点を知っていただくことで、お子様に対する接し方は変わってくると思います。より詳しい内容に関しては、今年度も実施予定の『クローバーセミナー』などを通じてお伝えさせていただく予定です。

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