四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『字をていねいに書くには、まず...』

2017.04.26

子どものころに、自分の「サイン」の練習をしたことはありますか。私は、別にスポーツ選手になりたいとか、芸能人になりたいとか、そんなことを考えていたわけでもありませんが、練習をした覚えがあります。もちろん、お子様に「サインの練習」をすることをお勧めしたいのではないのですが...。


まずは自分の名前からしっかりと丁寧に書くように、ご家庭でもご指導いただきたいと考えています。幼稚園までは「ひらがな」でもよいのですが、小学生になれば(特に小3以降は)はきちんと「漢字」で書くようにするのがよいでしょう。授業内で実施している「漢字テスト」などでも、解答欄の漢字は丁寧に書かれていても、名前が殴り書きだったり、ひらがなだったり、名字だけ(名前だけ)だったり、という生徒がいます。そういう場合には書き直させることもありますし、ときには解答欄だけではなく、氏名欄にも○×をつけたりすることもあります。


自分の名前がきちんと書けるということは、これからの人生にとって大切なことになるはずです。中学入試の出願書類に「本人自署欄」がある学校もありますし、試験でも解答用紙に書くことが必要になります。将来においても「履歴書」などの公的書類や、「(結婚式などの)のし袋」などに書くこともあるでしょう。


上記のような点から、「字が乱雑で...」というご相談を受けたときには、「まず自分の名前から練習してみてください」というアドバイスをすることがあります。「トメ・ハネ・ハライ」などがきれいに見えるように、一つひとつの字のバランスなどが正しく書けるように、「書道」や「ペン字」というところまではいかなくても、自分の名前がきれいに書けるようになってくると、その他の字もよくなってくることが多いようです。


また、国語の記述問題では、本文表記に忠実に記述することが必要です。たとえば物語文であれば、登場人物の名前は本文に書かれている通りに書かなければいけません。自分の名前をひらがなで書いている生徒などは、その点の意識が薄くなってしまうことがあります。もちろん社会や理科でも、必要な知識は正確な漢字で覚えなければなりませんから、その点についても意識していただければと思います。

同じテーマの最新記事

2017.07.07 『この夏を成功させる5つの方法 ~第2回クローバーセミナーより~』
2017.07.05 『夏をなめるな。』
2017.06.30 「国語の学習に関して③ ~記述力・表現力~」
2017.06.28 「国語の学習に関して② ~読解力とは~」
資料請求はこちら