『著名人の出身校』
2017.09.08
この夏の高校野球は、香川県代表の「三本松高校」を応援していました。残念ながら、準々決勝で西東京代表の「東海大菅生」に敗れてしまったのですが、公立高校としては唯一のベスト8進出を果たしました。「三本松高校」は、実は私の母方の祖父の出身高校なのです。
6月に女優の野際陽子さんが亡くなられた際に、母親が「中学・高校の先輩だったのよね」と言ったので、驚きました。立教女学院の何年か先輩だったそうです。個人的な話で申し訳ありません。
秋は「学校選びのシーズン」といわれることがあります。夏までに固まった翌年の入試要項をもとに「学校説明会」が実施され、また多くの学校で「文化祭」や「体育祭」なども行われるため、学校に行く機会が増えるからかもしれません。
学校を選ぶ視点はさまざまです。一般的には「大学進学実績」「校風・教育理念」「通学時間」などが挙げられます。「制服」「クラブ活動」などを考慮される場合もあるでしょう。また「実際に見学に行ったときの印象」を大切にされるご家庭もあると思います。私は、保護者の方だけではなく、お子様にも学校を見に行って欲しいと考えています。中学受験の最終的なゴールである中学校を実際に見ておくことで、受験学習に対するモチベーションを高めることにつながるからです。
そんな学校選びの中で、その学校の出身者を見ておくのもおもしろいかもしれません。学校によっては「学校案内」の中に「当校出身の著名人」といった内容を掲載しているところもありますし、最近はインターネットでも簡単に検索できます。学校名や大学進学実績などから受けるイメージとは、少し違うかもしれません。ただ、出身者の中に、政治家が多い学校、アナウンサーが多い学校、スポーツ選手が多い学校など、その学校の一面は見えてきます。
母親が卒業した立教女学院は、野際陽子さんだけではなく、女優の市毛良枝さんやミュージシャンの松任谷由実さんもご出身のようです。「文武両道」を目指し、学習とクラブ活動を両立させていく学校方針を打ち出している男子校の本郷は、大学進学実績を飛躍的に伸ばしていますが、実はさまざまなフィールドで活躍されている方が多く卒業されています。本郷に進学した生徒に聞いたことがあるのですが、卒業生の中に有名な漫画家がいらして、その方の漫画を生徒たちはみんな読んでいるそうです。
歴史の長い学校ではもちろん古くからの卒業生がいるわけですが、調べてみると意外な発見があるものです。小説家の(と書く必要もない方ですが)芥川龍之介さんが、錦糸町校の真隣にある都立両国高校を卒業されていることを生徒に話すとかなり驚いていました。
さて、小説家の島崎藤村さん、歌人の正岡子規さんは同じ高校の(とは言っても旧制学校ですが)ご出身です。どこかご存知でしょうか。
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