『新学年への準備③ ~筆記用具を新しくする~』
2020.01.22
埼玉県の私立中入試に続き、千葉県の中学校入試も始まっています。私の勤務している錦糸町校は、千葉県に近いこともあって、すでに千葉県の志望校への合格を勝ち取った生徒も出てきています。ここから東京・神奈川の入試まで、まだまだ受験生たちへの指導が続いてまいります。早稲田アカデミー塾生の皆様は、各校舎の入試へ向けた「熱気」のようなものを感じていらっしゃるのではないでしょうか。
私も埼玉・千葉の学校の入試応援に行ってまいりました。その時、私を見かけたあるお母様から、「先生のブログやセミナーに励まされてここまでくることができました。がんばってきます!」というお言葉をかけていただきました。どこの校舎の受験生かもわからなかったのですが、私が書き続けてきているこのブログが、お話しさせていただいているセミナーが、少しでもお役に立っていることがわかって、とてもうれしい瞬間でした。
先日から「新学年へ向けて」というテーマで書かせていただいています。今回は筆記用具について。
最近、お子様の「筆箱」の中をご覧になったことはありますでしょうか。私は授業中にたまに生徒の筆箱の中をのぞく(見せてもらう)ことがあります。たくさんのカラフルなペンが詰まっている大きな筆箱もありますし、シンプルな小さな筆箱もあります。乱雑に入っていることもありますし、きれいにペンの方向までそろえて入れられている筆箱もあります。
筆箱の中を見てみると、お子様の学習状況がある程度見えてくることがあります。落書きやいたずらが一番多くされているのは消しゴムです。シャープペンの芯でたくさん穴があけられていたり、絵や文字が書かれていたりとさまざまです。消しゴムへの落書きやいたずらはいつするのでしょうか。家庭学習時にしていることもあるでしょうが、やはり学校や塾での授業中が多いのではないでしょうか。授業中の集中度合いが、そこに表れていると見てもよいと思います。
事務室に筆箱を借りに来る生徒がいます。同じ生徒が毎回のように借りに来ることもあります。筆記用具が勉強するわけではありませんし、借りた筆記用具で授業を受けてもその効果が変わるわけではありませんが、やはりいつも筆箱を借りに来る生徒の授業や学習に対する集中度合いは高くないように見受けられます。
学校用の筆箱・塾用の筆箱・家庭学習用の筆箱(ペントレイ)と分けている生徒もいるようです。塾に普段持っていくカバンには常に塾用の筆箱を入れていて、学校用の筆箱とは中身がかなり違うそうです。
2月からは「ひとつ上」の学年になるわけですから、筆記用具などもいくつか新調してみてはいかがでしょうか。大人が使うような筆箱やペンを使うことで「大人」になったような気持ちになり、精神的な成長を促すことにつながる場合もあるはずです。私は塾で使う筆箱の中身は「シンプル」な方がよいと思っています。お子様とご一緒に筆記用具を買いに行くだけでも、新しい学年を迎える前向きな気持ちがつくられると考えています。
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