四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『クリスマス、大晦日、お正月……』

2021.12.22

先週末に「今季最強の寒波」が到来したというニュースがありました。12月に強い寒波がやってくると、日本海側は大雪に見舞われることがあります。海水温度と寒気の影響による現象ですが、進学塾のカリキュラムでは小4の社会で学習する内容です。単にテキストに載っているから覚える、というのではなく、実際に起こっている状況をニュースなどで見ることで理解も深まると思います。首都圏でも急に寒くなった印象です。私も冬用のコートとマフラーを出しました。今週はクリスマスウィーク。そして来週から、早稲田アカデミー各校舎で『冬期講習会』がスタートします。今年の早稲田アカデミーの冬期講習会ポスターには、「まっすぐ前をみて、走りはじめよう!」という言葉が書かれています。自分の目指すものに向けて、この冬からスタートするイメージです。


早稲田アカデミー各校舎では冬期講習会・正月特訓へ向けた準備を進めています。現学年のまとめをして、新学年への「橋渡し」となる時期ですから、充実した冬を過ごしていただけるように考えております。今回は冬休みの効果的な過ごし方、学習の仕方について触れさせていただきます。


冬休みというのは一年のなかでも特殊な時期です。夏休み・春休みもそれぞれの過ごし方を考えて計画的に過ごす必要がありますが、冬休みは気持ちの準備も重要です。それがないと、学習面での成果があまり得られないケースがあります。一方で、ご家族で過ごす時間も大切な時期になります。さまざまな点においてしっかりと計画を立てられることをおすすめします。


冬休み期間にはイベントがたくさんあります。お子様にとってはとても楽しいクリスマス。街のイルミネーションやクリスマスツリーの飾りつけもお子様の気持ちをウキウキしたものにしていることでしょう。そして、大晦日にお正月。お年玉におせち料理……。勉強をするヒマはないというのが、お子様方の本音かもしれません。ただ、この時期にも学習を進めることは大切です。首都圏で実施される入試の一番早い日程は1月10日に解禁される埼玉県私立中入試です(帰国生試験や千葉県私学の第一志望入試は12月から始まっていますが……)。受験生にとって冬休みは「受験直前期」であり、ラストスパートの時期になるわけです。4年生・5年生であれば「受験生の冬」をイメージして、学習に集中する時間を持つようにするべきです。早稲田アカデミーで実施している小学校5年生向けの『正月特訓』は、成績向上を目指すのはもちろんですが、何よりも意識面において「受験生の冬」をイメージさせることを目的としています。受験生になる年の初めに、本気で集中して特訓授業を受けることで、「今年一年がんばっていこう」というやる気がつくり出せるはずです。


この期間を充実したものにするためには、冬休みの「学習計画表」をしっかりとつくることが大切になります。冬休みは期間が短く、学習以外の予定もたくさんあるはずですので、まずはその予定を書き込むところから始めます。そのうえで予定の合間をぬって、集中して学習できる時間を確保しておかないと、しっかりとした学習ができずに終わってしまうかもしれません。


また、日本人にとって、お正月はやはり特別な意味を持つものだと思います。日常の会話よりも、元日という特別な日に交わした会話は覚えていることが多いものです。ここで、一年間の学習の方向性や勉強をしていく意味、将来の目標などについて、ぜひお子様と会話を交わしていただきたいと思います。さらに、計画をつくるなかで、冬休みの目標も同時に設定をしていただければと思います。冬休み中に何を目標に学習を進めればよいか、それがはっきりとすれば、お子様自身のやる気も高まるはずです。寒さのなか、がんばるお子様の成長にご期待ください。

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