四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『1月31日 ~入試激励会を終えて~』

2020.01.31

今週の水曜日(1月29日)に私の勤務している錦糸町校では、中学入試受験生へ向けた「入試激励会」を実施しました。錦糸町校の生徒たちの多くが都内の学校を第一志望としているため、例年都内私立中入試の行われる2月直前の「最終授業」で激励会を実施させていただいています。


以前の記事でも書かせていただきましたが、中学入試を左右するのは「学力」と同時に「精神力」だと思っています。入試当日、試験会場で自分の持っている力の100%を発揮できるかどうかが結果に大きく影響してきます。高校入試や大学入試と比較をすると、まだまだ精神的には成長途中にある小学生にとって、本番で実力を出し切るというのは決して簡単なことではないでしょう。緊張もあるでしょうし、不安もあるでしょう。「入試」という雰囲気に飲まれてしまって平常心を失ってしまう場合だってあるかもしれません。少しでもその不安や緊張を軽減して、第一志望の入試本番に臨ませたいというのが「入試激励会」の大きな実施目的です。
早稲田アカデミーの講師たちが「本気で」入試の合格に向けた指導をしてきたことを伝え、いままで「本気で」がんばってきた自分に対して自信を与え、家族全員が応援し支えていることを自覚させ、だからこそ「自分は合格できるんだ」という想いを強くさせるという、そんな激励会を私は毎年行っています。


今年の激励会には、昨年の卒塾生二人が「飛び入り」参加をしてくれました。私から誘ったわけではないのですが、激励会があることを聞きつけ、「後輩を応援したい」という想いで来てくれたのです。彼らにも話をしてもらいました。「過去問で合格点がとれずに入試当日も不安だったこと」「1月の入試で失敗してしまい迷いが生じていたこと」などを話してくれ、それでも「目の前の問題を一生懸命解いたら合格できた」という話をしてくれました。我々講師が話すよりも、一年前に実際に入試を体験した先輩の言葉は、今年の受験生の胸に大きく響いたようです。さらに、卒塾生たちはそれぞれの学校の制服で来てくれたので、その姿に入試を乗り越えた後の自分を重ね合わせて、大きな勇気をもらったようでした。


激励会に来てくれた卒塾生のお母さまから、お手紙をいただきました。「今日の清々しい晴れ渡った空を眺めていると、昨年の入試日の試験中に『娘ががんばれますように!全力が出せますように!』と空に向かってずっと願っていたことを思い出します」と書いてくださっていました。受験生の保護者の皆様と入試直前期にお話しすると、「合格してほしい」という想いよりも、「いままでがんばってきたことをしっかりと出してきてほしい」「試験が終わったあとに後悔や悔いのないように解いてきてほしい」という想いを抱かれる方が多いようです。入試である以上、そこには「合格・不合格」という結果がついてきます。しかし、その結果よりもどのように大きな試練を乗り越えたかがその先のお子様の人生につながるとお考えなのだと思います。私もまったく同感です。


今年の錦糸町校の受験生たちは、小学校3年生から私が授業を行ってきた学年です。小3の授業前に教室の壁によじ登っていた生徒もたくましい受験生に変わりました。錦糸町校の開校以来、たぶん一番長い時間を自習室で過ごした生徒も、いよいよ第一志望校に向かいます。教えるべきことはすべて教え、伝えるべきことはすべて伝えてきた……そんな想いとともに、小6生として最後の授業を受け終わった彼らを送り出す一抹の寂しさも感じながら、彼らの合格を祈り、願わずにはいられません。
12歳の大きな試練を迎えるすべての受験生へ……祈 合格!!!

同じテーマの最新記事

2020.01.31 『1月31日 ~入試激励会を終えて~』
2020.01.29 『首都圏中学入試、後半戦へ! ~いよいよ2月、祈合格!~』
2020.01.24 『新学年への準備④ ~「字の書き方」と「ノートのつくり方」~』
2020.01.22 『新学年への準備③ ~筆記用具を新しくする~』
2020.01.17 『新学年への準備② ~古いテキストや教材をどうするか~』
資料請求はこちら
早稲田アカデミー