四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『夏に変わるキミの追い風になりたい。』

2022.06.03

先日の記事で、「全国統一小学生テスト」が実施される6月5日の天気は「曇り」という予報が出ていると書かせていただいたのですが、本日確認してみたところ、「降水確率70%」で雲と雨のマークがついていました。6月5日からの一週間は金曜日までは、お天気が悪く、気温も平年より低いようです。気温差が大きいと体調も崩しやすくなりますので、皆様もお気をつけください。


気になるのは「梅雨入り」の時期ですが、今年は梅雨前線の北上が遅くなっているため、関東地方では平年よりも若干遅めの「6月12日頃」という予報が出ているようです。ただ、ここ数年、昔の梅雨とは雨の降り方がちょっと違っているように感じています。昔、東南アジアの亜熱帯地方の「雨季」を過ごしたことがあるのですが、夕方にザァっとスコールのような降り方でした。日本で増えている「ゲリラ豪雨」は何となくそれに似ているように感じています。そんな中、この6月から「線状降水帯予測」も気象庁から発表されることになりました。やはり、梅雨時の雨の降り方は変わってきているのでしょう。私のイメージの「梅雨」は朝からずっとシトシトと降り続いているようなお天気なのですが……。


6月という言葉で思い出すのは「アジサイ」と「カタツムリ」ではないでしょうか。私が小学生時代、この時期はアジサイの葉の上に、玄関の門柱に、庭石の上に、必ずといってよいほど、カタツムリがいた覚えがあります。雨上がりの小学校からの帰り道、傘の先で突っついた記憶のある保護者の皆様も多いことと思います。最近の小学生はどうなのでしょうか。カタツムリを見たこと、触ったことはあるのでしょうか。


「昔はよかった」などと言うつもりはありません。また環境破壊・環境保護という問題をこのブログで大きく取り上げるつもりもないのですが、カタツムリを最近見かけないのは少し寂しい気がしています。「でんでんむしむし、かたつむり。お前の目玉は……」なんていう歌もいまの小学生は知っているのかな、と思うこともあります。


一時期、中学入試の国語の出題文で「一昔前の小学生」が主人公の文章が流行りました。「昭和の小学生」が毎日の生活の中で、悩み成長していくような文章です。出題者(学校の先生)がちょうど過ごしてきた時代の小学校生活です。私にとっては非常に身近に感じられる文章なのですが、生徒たちにとっては少し古くさく感じられるもののようです。


一方で子どもたちが好きな『ドラえもん』『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』といったアニメの時代設定は「昭和」です。保護者の皆様もご一緒にご覧になり、「お父さん(お母さん)が小学生のときにもね……」とそんな会話をお子様と交わしていただくのもよいのではないでしょうか。


『ちびまる子ちゃん』といえば、いま早稲田アカデミーの各校舎には、真っ青な空をバックにしっかりと前を見据えている「まる子」のポスターが貼ってあります。「夏に変わるキミの追い風になりたい。」そんな言葉が添えられています。あのポスターの空の色を見たときに、小学生の夏休みの空を思い出しました。「そういえば、最近空を見ていなかったな」なんて思ったりして。


実は、今年の夏のポスターにはもうひとつのバージョンがあります。夕方の校庭で、サッカーゴールをバックに「まる子」が立っている構成なのですが、こちらも私はとても好きな色になっています。夏の夕焼けの色、なぜかとても懐かしく感じられています。

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