『ふみだせ、キミはもっとすごい。』
2024.05.24
6月2日(日)に「全国統一小学生テスト」が行われます。いまの天気予報ですと「曇りときどき晴れ」となっていて、最高気温が26度ですから、少しムシムシとした感じの一日となりそうですが、大きな心配はなさそうです。ぜひ当日を楽しみにして、がんばって受験していただければと思います。もちろん、テストですから遊びに行くのと同じような楽しみがあるわけではないでしょう。ただ小学生の子どもたちにとっては、運動会などと同じようにイベントを迎える「ワクワク感」のようなものがあるようです。普段とは違うテストなので、少し特別なもののように感じているのだと思います。
大きなテストを一つの「イベント」ととらえて、心待ちにしているような生徒はテストで実力が発揮できるようになります。いわゆる「本番に強い」タイプです。詳しくは、別の機会に譲りますが、入試で合格を勝ち取る子どもは、このタイプが多いのです。テストを好きになるようにするためには、周りの大人(保護者様や先生)からのさまざまな働きかけが必要です。まずはテストが終わった直後に、がんばって受けたことそのものを評価し、褒めてあげることが大切です。できれば、ちょっとしたことでもかまいませんから、ご褒美があるのもよいかもしれません。「全国統一小学生テスト」が終わったあとに、ご家族でお食事をしたり、お出掛けをしたりという予定を入れておくのもよいでしょう。「テストが終わったら楽しいことが待っている」……そんな思いがテストに対する取り組み姿勢にも影響してくるものです。
今回の記事の題名「ふみだせ、キミはもっとすごい。」という言葉は今回の「全国統一小学生テスト」のキャッチフレーズです。保護者会などではよくお話ししているのですが、6月に実施される「全国統一小学生テスト」の大きな意味は「学習へ向かうきっかけ」とお考えいただければと思います。主催母体である四谷大塚もそういった意味で、「ふみだせ」という言葉を使っているのだと思います。テストで出題される問題は多岐に渡りますし、受験される方の学習状況や背景もさまざまです。非常に大きな範囲で考えれば「いまの実力を測る」ということもいえるのですが、それよりもこのテストを受験することを「きっかけ」として学習に対する前向きな気持ちをつくるものとお考えいただければと思います。四谷大塚の予習シリーズカリキュラムで学習されている方も、テスト内容はカリキュラムと直接の関係はありませんし、また小学校での学習内容とも異なっています。「学力の全国大会」として、全国のライバルたちと同じ時間に同じ問題で競い合う、そんなイメージで楽しんで受けていただければと思います。
さて、今回の「全国統一小学生テスト」では、お子様がテストをお受けいただいている間に各校舎で「保護者会」を実施させていただきます。今回は小1~小3の保護者の皆様を対象として「未来を選べる中学入試」と題してお話しさせていただく予定です。大きな「少子化」という状況の中で、「大学は入りやすくなっている」という話題が取り上げられることがあります。一方で世の中の進歩にともない大学で学ぶ内容は、より専門性が高くなり、多様化しているのも現状です。「大学入試センター試験」が「大学入学共通テスト」に変わり、いよいよ来年からは「学習指導要領」が大きく改訂され、高校学習過程で新しい教科を学んだ生徒が大学入試に挑むことになります。小学校から大学までの大きな教育の変革が行われている今、お子様の「未来」につながる教育についてお伝えさせていただきます。ぜひご参加をお待ちしております。
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