『ふみだせ、キミはもっとすごい。』
2024.10.30
いよいよ、次の日曜日(11月3日)に「全国統一小学生テスト」が迫ってきました。毎年、この時期の全国統一小学生テストはお天気が心配になるのですが、今年は先日発生した台風21号の進路が気になるところです。現時点での予報では、いったん台湾に向かったあとで、カーブを描いて本州方面へ向かうようです。猛暑の影響もあり、海水温がこの時期としては低くなっていないことから、台風の勢力も「強い」ままで、さらに発達しているようです。「全国統一小学生テスト」への影響が大きくなければよいのだけれど……そんな心配もしているところです。ご受験予定の皆様もお気をつけください。
さて、テストまで一週間を切り、私の校舎の生徒たちも「よし、がんばるぞ!」という気持ちになっているようです。遊園地などに遊びに行くのを楽しみにするのとは少し違うところもあるでしょうが、大きなイベントのひとつとしてテストをとらえ、ドキドキしながらもワクワクした気持ちで迎えることができるようにご家庭でもお話しいただければと思います。低学年の皆様でしたら、「テストでがんばったら美味しいものを食べに行こうね」というようなご褒美も効果的だと考えます。
全国統一小学生テストは、2007年11月にスタートした日本最大級の小学生対象テストです。今回のキャッチコピーである「ふみだせ、キミはもっとすごい。」という言葉からもおわかりいただけるように、テストを主催する四谷大塚では、「学力を測るだけではなく、この模試をきっかけに学力を伸ばす」と位置付けています。ここまでの学習状況を確認するだけではなく、お子様自身の学習へむけた意識を高めるような、そんなテストにしていただければと思います。
全国の同じ学年の生徒たちとの競争、そして昨日までの自分との競争、そんな競争の中で、お子様方は向上心を持って成長していくはずです。そのひとつのスタートラインとして、きっかけとして、「全国統一小学生テスト」でいま自分が持っている100%の力を発揮していただきたいと思っています。早稲田アカデミー各校舎でも、当日は万全の体制でお待ちしております。
「全国統一小学生テスト」の問題は、学校で行われているテストとは違います。問題作成の目安として四谷大塚が発表している各学年の平均点は以下の通りです。 小学校1年生→70%、小学校2・3年生→60%、小学校4・5・6年生→55% もちろん、全国的な平均点の目安になりますので、進学塾に通塾されている方の多い首都圏ではこれよりも高くなりますが、平均点が8割~9割を想定して作成される公立小学校のテストとは違うことがおわかりいただけると思います。初めて受験されるお子様の中には「難しかった」「習っていないことが出た」とお感じになられる方もいらっしゃるかもしれません。テストに行く前にご家庭でも、「難しい問題があったら、飛ばして自分のできる問題をしっかり解くこと」というようにご指導いただければと思います。解答欄のすべてを埋める必要はない、ということもお話しいただくとよいと思います。
小学校3年生以上では「マークシート形式」で実施されます。全国規模で多数の受験生が集うことから、正確に素早く採点処理を行うために導入されているテスト形式です。小学生のテストではあまり取り入れられていないスタイルなので、保護者の皆様から「大丈夫ですか?ちゃんと塗れますか?解答欄を間違えたりすることは?」といったご質問をいただくこともあるのですが、小学生は大人以上に順応力があり、少し練習をしただけですぐにマスターするものです。ただ、マークシートをきちんと塗るために、BもしくはHBの鉛筆をご用意ください。
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