『今年も残り3か月。』
2017.10.04
10月に入りました。一雨ごとに、秋が深まってきているように感じます。季節の変わり目は体調を崩しやすいものですので、皆様も体調には十分お気をつけください。
さて、早いもので、今年もあと3か月を残すのみになりました。受験学年にとっては、本当に「ラストスパート」の時期となります。いよいよ志望校の過去問題演習も始まり、そろそろ入試へ向けて気持ちも高まってきた、といったところです。我々講師陣も、ここからは入試へ向けた「臨戦態勢」に入ってまいります。
一方で、非受験学年の皆様にとっては、新学年へ向けた準備期間というところでしょうか。中学受験へ向けた進学塾では、2月に学年の切り替えが行われますので、1月までが現学年での授業ということになります。12月から1月にかけては、各学年で次学年へ向けたテストが行われます。早稲田アカデミーでは12月に、小1・小2生対象の「冬のチャレンジテスト」、小4生対象の「記述力模試」、小5生対象の「NNジュニアオープン模試」などが行われます。また、冬期講習会明けの1月上旬には小3生対象の「学力診断テスト」も予定されています。
これらの模試は出題範囲が設定されていない、いわゆる「総合的な力を試すテスト」です。現学年での学習状況や学力を客観的に把握するとともに、新学年へ向けて意識を切り替えるテストということになります。小学生が受けるテストはそれぞれにいろいろな意味がありますが、この時期に行われるテストは、学習レベルや学習姿勢を一段階高めるために実施されるものだとお考えいただければと思います。当然、ある程度高いレベルでの出題がされています(難度が高い、応用的な問題が出題される)ので、それを意識しておかないと、「できなかった」「難しかった」という感想だけが残ることになってしまいます。時期的にはまだ少し早いですが、11/3の「全国統一小学生テスト」が終わったあとのタイミングで、次の目標としてこれらのテストをお伝えいただき、そこに向けて頑張るようにお話しいただくのがよいでしょう。
また、これらの模試は「スタートラインとしてのテスト」と考えることもできるものです。「現学年のまとめ」という位置づけもありますが、新学年へむけた「スタート」としてお考えいただく方が、より適していると私は思います。次の学年へ向けた『課題』を見つけて、新学年での学習の方向性をお考えいただくためのテスト、と言い換えてもよいでしょう。
先日、デパートから「おせち料理」のパンフレットが届きました。ちょっと贅沢をして頼んでみようかと思っているところです。早稲田アカデミーの年末年始の大きなイベントである「正月特訓」の日程もほぼ決まってきています。「勉強の秋」から「勝負の冬」を意識し始め、ここからの4か月間走り抜いていかねば、と考えております。
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