四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『梅雨と夏の自由研究』

2018.06.08

関東甲信地方は、今週の水曜日(6月6日)に梅雨入りしたそうです。関東甲信地方の梅雨入りは例年6月8日ごろなので、今年は「例年並み」ということになります。梅雨入りして早々ですが、やはり気になるのは、梅雨明けの時期ということになってくるのではないでしょうか。関東甲信地方の平均は7月21日ごろだそうですが、昨年は雨が少なく「空梅雨」だったのが記憶に残っています。例年よりもかなり早く7月6日には「梅雨明け宣言」が出されました。さて、今年の梅雨明けはいつ頃になるのでしょうか。気持ち的には、早くじめじめとした季節が終わって、からりとした夏がきてほしいと思うのですが、貯水量や農作物などのことを考えると、やはりある程度まとまった雨も必要です。


夏休みに小学校から出される宿題で、一番時間と労力がかかるのは自由研究ではないでしょうか。いろいろな研究テーマを聞いたことがあるのですが、比較的多いのが「天気や気候」に関連するものです。身近なので調べやすいということもあるでしょう。以前担当していた生徒で、「自分の住んでいる東京とおばあちゃんの住んでいる田舎の気温変化」について調べた研究を見せてもらったことがあります。昼間と夜の気温を定点観測し、その気温差に関して考察した内容でした。とてもよい研究だったのを覚えています。
梅雨も研究テーマのひとつになるように思います。「なんで6月から7月は雨が多いんだろう?」「梅雨ってなんであるのかな?」「テレビでは“北海道は梅雨がない”って言っていたけどどうしてかな?」……そんなことをお子様が言い出したら、「ちょっと調べてみれば? 夏の自由研究にしてみたら」とお話しいただくとよいかもしれません。


小学生の夏前の保護者会では、よく「夏の学校の宿題はなるべく早めに終わらせるようにしてください」とお話ししています。小6受験学年の夏は、夏期講習会・夏期合宿の期間には学校の宿題に手をつける余裕はありません。なるべく早くから進めておき、できるものは講習会が始まるまでに終わらせておくのが、受験学年の夏の一つの大きなポイントです。小6になってからだけではなく、非受験学年の間にそういった習慣をつけておくこともお勧めしています。


宿題の中でも「算数のドリル」などは学校で配られてからでなければ手をつけることはできませんが、「自由研究」は(課されることが決まっているのであれば)早めに始めることができる課題のはずです。研究そのものは夏休みに入ってからにするとしても、「なにを研究するか」といったテーマを決めるのは、いまの時期からでもできるでしょう。せっかく「自由に研究する」という課題なのですから、お子様自身が興味を持ったり疑問に感じたりしたものをテーマにする方が、楽しめるでしょうし、結果として学力の向上や思考力の育成にもつながるはずです。そのためには、保護者の皆様がお子様と、いろいろなことについて会話をすることが大切です。


さて、すでにホームページでのお申込みは始まっておりますが、今年も小学3・4年生の保護者の皆様を対象とした「クローバーセミナー」を実施させていただきます。今回書かせていただいた「夏の学校の宿題」については、7月に行う第2回で詳しくお話しさせていただく予定にしております。来週実施させていただく第1回は「子どもを伸ばす親の接し方・関わり方」というテーマで準備を進めております。ご都合が合えば、ぜひお越しください。お待ちしております。

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