『切り替えのスイッチ』
2018.01.26
昨日は「33年ぶりの低温注意報」、「44年ぶりの寒さ」というようなニュースが流れました。昼間でも風の冷たさは、まるでスキー場にいるようです。私の家のそばには、まだ月曜日に降った雪が残っており、バリバリに凍りついているような感じでした。気温差が大きく、体調を崩しやすい季節ですので、皆様もお気をつけください。インフルエンザも流行しているようで、私の校舎でも「学級閉鎖になっちゃった」というような生徒もいます。「予防」のためのマスクも目立ってきています。
我々にとって、この時期は本当に忙しい期間です。毎日、いろいろなことが頭の中に渦巻いているような状態です。まずは、なによりも受験生への対応。入試までのラストスパートの時期ですから、できることはとことんやってあげたいと考えています。1月入試の結果を受けて、2月の合格へ向けて、どの科目のなにをレベルアップさせなければならないのか、一人ひとりの受験生に対してそんなことを考えながら、接しています。
非受験学年では今週末に迫っている「公開組分けテスト」の対応が最優先となっています。今年度の総まとめというべきテストですし、新学年へ向けた非常に大切なテストでもあります。また、いま小学3年生の生徒にとっては、初めて外部会場で受けるテストです。自分の力をしっかりと発揮できるように、指導しているところです。
さらには、新年度へ向けた準備もあります。新年度から早稲田アカデミーでのスタートをお考えの方からのお問い合わせも増えている時期です。私も新小学3年生クラスの開講を前に、現在小学2年生の生徒へ向けた「体験授業」なども行っています。
そんな毎日の中で、一番大切なのは「切り替える」ことのように感じています。「頭の切り替え」であったり、「気持ちの切り替え」であったり……。ときには家の中でボーっとしていることもあるのですが、いったん校舎にきたら最大限頭を働かせて、生徒への指導や保護者の皆様との面談や、さまざまな業務を行うことが必要になってきます。私にとって、その「切り替えのスイッチ」は、実は朝のシャワータイムです。シャワーを浴びながら、その日の予定を頭の中に思い浮かべるのが習慣になっていて、その時間が「気持ちと頭の切り替えスイッチ」になっています。そこからの通勤時間は、たとえばこのブログの記事内容を考えたり、その日の授業の進め方を考えたり、というような「考える時間」になっているのです。
お子様の勉強面でも、この「切り替えスイッチ」は大切なことだと考えています。習い事から帰ってきて学習を始めるタイミングでの切り替え、遊びの時間からの切り替え、それがスムーズに行えれば家庭学習の効率も上がってくるはずです。「机の前に座っている時間は長いのだけれど、それが成績につながらなくて……」というご相談をいただくことがあります。そのような場合は、この「切り替え」がうまくいかずに、学習に集中できないままなんとなくテキストを眺めている、というようなことも多いようです。
成績を上げるためには、家庭学習における「時間単位の学習密度」を意識するように、という話を、生徒へも、または保護者会などでもさせていただくことがあります。簡単に言えば、決められた時間の中でより多くの学習を行う、ということです。そのためには、集中して家庭学習に取り組むことが必要なのは言うまでもありません。自分にとっての「切り替えスイッチ」が何であるかがわかっていて、一気に集中して家庭学習をスタートできる……そんなスタイルが理想的と言えるかもしれません。
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