四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『宿題連絡帳をご確認ください』

2018.04.11

今週から新学期の授業がスタートしました。私も本日、小3クラスで「オリエンテーション」を実施しました。生徒たちからは「オリエンテーションってなに?」と質問されたのですが、「今日から新学期だから、学校の始業式と同じだよ」と話したところ、納得してくれたようです。早稲田アカデミーのオリエンテーションは、生徒のやる気を引き出すために行われます。今回は新学期のスタートということで、授業の進め方や教材の使い方などを説明しました。それらをしっかり理解することで、自分がこれから学ぶことを意識することができ、家庭学習にも取り組みやすくなって、結果として学習に対する意欲も高まっていくと考えています。


オリエンテーションでは、「小3早稲アカ連絡帳」についても話をしました。3月までの通常授業では、1科目の時間が短く授業内で「連絡帳」に記入する時間がとれなかったのですが、4月からはしっかりと連絡帳に書かせていきたいと考えています。小4の皆様も、「宿題連絡帳」をすでにお使いになっていらっしゃることと思います。


実は、小3~小4の間は、家庭学習で取り組む内容に大きな違いはありません。たとえば小4の算数であれば、まず授業で行った計算テストの直しを行います。そして『予習シリーズ計算』『演習問題集』『日々の算数』といった教材の、クラスごとに決められた箇所を演習していくことになります。ですから、毎回の授業で宿題について詳しく伝達をしなくても生徒はあまり困らないはずです。


しかし、私は毎回の授業で宿題をホワイトボードに板書し、生徒に写させるようにしています。その目的は、次回の授業までに行わなければならない家庭学習の総量を生徒に把握させることにあります。何ページくらいの課題が出ているのか、宿題にどれくらいの時間がかかるのか、それを事前に把握することで家庭学習に対する取り組み方も違ってきます。


小3~小4までの家庭学習は、学習の「習慣化」を一つの目的としています。塾の課題を毎日コツコツと進めることで、家庭学習の習慣を身につけていくのです。また、1人で学習するときの集中力や持続力を培うことも、目的の一つです。そのための代表的な教材が小3の『ウィークリーコンパス』であり、小4の『日々の〇〇』シリーズです。毎日決まった量を学習するこれらの教材は、非常に使いやすく保護者の皆様からも高い評価をいただいています。しかし、これらの教材は小4までで終わりです。学習内容が高度になっていく小5以降は、全ての生徒に対して一律の宿題を課すことが効果的ではなくなるからです。


小5からの学習には「計画化」が求められます。学習内容が高度になり、一つひとつの課題をこなすのにもまとまった時間が必要になります。また、得意科目と苦手科目ではかかる時間も違ってきます。ですから、小5になると、一週間の課題をしっかりと把握し、それを自分のペースで進めていく計画性が大切になってきます。小4までに、連絡帳にきちんと宿題を書き写す習慣を身につけ、一週間の学習量を自分で把握できるようになることが、小5以降の学習につながるとご理解ください。

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