『ボーっとしている時間』
2018.04.18
先日、早稲田アカデミーの職員から「ブログはいつ書いているんですか?」と質問されました。実際に書いているのは、校舎に出勤してから授業が始まるまでの「デスクワークタイム」です。ただ、それは正確ではない気がしましたので、「シャワーを浴びているときと電車に乗っているとき」と答えました。
私は毎朝、シャワーを浴びながらその日にやるべきことを考えています。「あっ、今日はブログだ」と思ったところからテーマを考え始めます。自宅から駅まで歩き、電車に乗るころにはテーマが決まります。そこから構成や文章を考え始めます。そして校舎に到着するころには「あとはパソコンで文章を書くだけ」という状態になっているわけです。
もしそういった過程がなく、校舎に着いてからパソコンの前に座って「さて、今日は何を書こうかな」というところから始めたら、たぶん90分~120分程度の時間はかかってしまうでしょう。さらに校舎にいれば、職員から声を掛けられたり、生徒が質問にきたりします。そのたびに作業を中断してしまうと、なかなか終わらない……となってしまうわけです。頭の中に構成と文章全体の大枠ができていれば、概ね20~30分程度の「作業」で終わります。
さて、シャワーを浴びているときや、電車のつり革につかまっているときの私は、かなり「ボーっとしている」ように見えると思います。ただ、頭の中はグルグルと回転しています。
以前、あるお母様から次のようなお子様との会話についてうかがったことがあります。
(母)「家でボーっとしないでよ!」
(娘)「家でボーっとしていちゃいけないの? どこでボーっとすればいいのよ!」
家庭学習の時間に「ボーっとしている」お子様の姿を見ると、いらだってしまうこともあると思います。逆に手を動かしている姿を見ると、「ちゃんと勉強をやっているんだな」と少し安心するのではないでしょうか。ただ、実は「ボーっとしている」ように見えても、実は頭の中はグルグル回転しているかもしれません。一方で、本当に「ボーっとしている」だけの場合もあるでしょう。そこを見分けてお子様に声を掛けてあげられれば一番なのですが……。
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