四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『子どもへのコーチング』

2019.10.02

明日(10月3日)の午前中に、今年度第3回目となる「クローバーセミナー」を中野で実施させていただきます。今回もたくさんの方にお申し込みをいただき、ありがとうございます。今回は「子どもへのコーチング」と題して、お話させていただく予定で準備を進めています。


中学受験は「親子の受験」といわれることがあります。「親子の受験」という言葉からは、机に向かっているお子様の横に親が座って、問題に取り組んでいるのを見守ったり、アドバイスを送ったり……、そんなイメージが浮かぶのではないでしょうか。もちろん、そういったスタイルの学習方法もあるとは思いますし、学齢やお子様のタイプによっては、効果的な場合もあるでしょう。しかし私は「親子の受験」という言葉にはさらに広い意味があると思っています。わかりやすく言えば、「親がコーチとして接する」というイメージです。


「コーチ」というとスポーツの世界を思い浮かべる方も多いと思います。またはカバンなどのブランドを思い出される方もいらっしゃるでしょう。いずれも、もともとは「馬車」とか「乗り物」を意味する「coach」が語源だそうです。そこから「人を目的(地)まで連れていく、送り届ける」という意味合いでスポーツなどの「指導者」をさすようになったのだとか。中学受験で考えれば、「志望校合格」という目的地までお子様を送り届ける、と考えると「保護者はコーチ」というイメージもご理解いただけるのではないかと思います。


さて、では親はコーチとしてどのようにお子様に接していけばよいのでしょうか。明日のセミナーではその点についても、具体的な事例を挙げながらお伝えしていきます。


今回のクローバーセミナーも全体を大きく3部に分けてお話しさせていただく予定です。第1部では「親子の受験」をテーマに、お子様と一緒にゴールまでの道筋をどのように進んでいくのかという視点でお話しいたします。第2部では教育や指導において「コーチング」と対になって使われる「ティーチング」との使い分けについて詳しく説明させていただきます。第3部では「子どもの自覚を促す」というテーマで、「やる気」「モチベーション」を高めて効果的に伸ばしていくという方向の話をさせていただく予定です。ご参加を予定されている方は、ぜひ楽しみにお越しください。


実は、最近は「保護者会」「講演会」などでお話しさせていただく機会が増えています。私が普段授業を担当している錦糸町校の保護者会も9月の毎週末に実施させていただいておりましたし、クローバーセミナーの翌日から渡航し、海外の提携塾の保護者の皆様を対象とした講演会を行ってまいります。毎年、海外提携塾での講演会には行っているのですが、今年はベトナムのハノイに行くことになりました。金曜日から3泊4日の中で、到着後現地塾の先生方と打ち合わせを行い、日曜日には終日講演会を実施し、月曜日の早朝(午前5時)には帰国の途につく、という弾丸ツアーです。校舎の職員から「お土産待っています」と言われているのですが、買う時間があるかどうか、というところで……。


ただ、毎回のことなのですが異国の地を踏み、その土地の空気を吸うというのは、いろいろな意味で気分転換にもなるものです。今回も楽しみにしているところです。

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