四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『My calendarのススメ』

2024.11.29

クリスマスの飾りが目立ち始めました。「クリスマスマーケット」というイベントも日本で定着してきているようです。ドイツの本場のシュトーレンを買いに行きたいなんて思っています。近所のスーパーマーケットでも店頭に正月飾りが並んでいました。あらためて年末を感じ、新しい年に目を向けていこうと考えています。


例年、この時期の保護者会では「お子様専用のカレンダー」を作ることをお勧めしています。小学校3年生から4年生の保護者の皆様中心にお話しさせていただいているのですが、単に学習効果を高めるだけではなく、お子様の精神的成長を促すためにも非常に効果的な方法だと考えています。


また、新学年に向けた自覚を促すためにもよい方法だと思います。そういう点では小学校5年生にも必要だと思います。今年もあと一か月余りとなり、私も新しい年の手帳を買ったのですが、やはり新しい手帳とかカレンダーを見ると、気持ちが前向きに明るくなるような気がします。


小学校3~4年生(10歳前後)のお子様は、精神的な成長に伴い、少しずつ「計画性」が芽生え始めてくる時期です。もちろんまだ自分で計画を立てて、その通りに進めることは難しいかもしれません。しかし今日と明日のことくらいしか具体的にイメージできなかったお子様が、一週間、一か月という期間を頭の中に置いて考えることができるようになっていきます。さらに、ある程度未来のことが見えてくるようになると、「いつ何があるのか」だけではなく、「目標を定めてそこに向けて努力する」ようにもなっていくはずです。


計画を立てたり、それに向けて準備をしたり、という行動はお子様の生活を充実させ、物事に対して前向きに取り組む気持ちをつくります。「今週はテストがあるからがんばらなきゃ。だけど、来週の日曜日は家族でお出掛けだ!」、そんな気持ちをつくり、毎日を充実させるために「お子様専用のカレンダー」をつくることはとても効果があります。


さらに、何事においても計画を立て、それに沿って進めていくことは、「お子様の精神的な成長」にとっても大切なことです。もちろん、学習内容面においても、先を見て計画的に行うことは、成績向上に大きくつながるものになってきます。


ただ、「カレンダー」を用意しただけで効果が上がるわけではありません。そこでうまくご活用いただくためのポイントを以下にまとめましたので、参考にしていただければと思います。


①お子様と一緒にお作りください
カレンダーを自分用に作ることでお子様は先のことが見えてくるようになります。日付の欄に文字を書き込むのは保護者の皆様でもよいのですが、なるべくお子様と一緒にお作りになることをお勧めします。まずはテストなどの学習予定ではなく、お子様自身が楽しみにできるようなところから記入をしていくのがよいでしょう。お子様やご家族の誕生日などから書き込んでいくと楽しくお作りいただけると思います。


②カレンダー用のシールや筆記具などを用意していただくと楽しく進められます
自分専用のカレンダーとしてカスタマイズするために、カレンダー用のシールをお使いになるのもひとつの方法です。お子様自身がシールを貼ることで、予定を立てること自体を楽しんでいただけるようになると思います。またカレンダーに書き込むための様々な色のペンをご用意いただくのもよいでしょう。


③予定が決まったら、すぐに書き込む習慣を
小学校で「学校行事予定表」が配られたときなどは、その予定をなるべく早く書き込むような習慣をつけておくことをお勧めします。カレンダーの中の予定がだんだん増えていくことで、毎日見るのが楽しみになってくるはずです。


11月28日に「クローバーセミナー」が実施されました。実は今回の「クローバーセミナー」は諸事情により、私が担当することができませんでした。当初は「話者」として私が担当する予定だったのですが、本当に申し訳ございません。「クローバーセミナー」はもう15年ほど、毎年3~4回のペースで実施させていただいており、これまで一度も代理を立てることはしてこなかったのですが……。今回担当させていただいた江田は早稲田アカデミーの「小学生低学年」の責任者を務めており、私同様現場での講師としての経験も豊富な職員です。この記事を書いている時点では、皆様からのアンケートなども拝見しておりませんので、詳しくはわかりませんが、きっとよいセミナーが行われたことと思っております。

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