四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『新学年の学習スケジュールを固めましょう』

2018.02.14

新学年としての授業が始まって、2週間が経過しました。まだ、なかなか新しい学年や教材に「慣れる」というところまではいっていないかもしれません。小3から小4になった方は理科・社会の学習は始まったばかりですし、小4から小5になった方は通塾日が週2日から3日に増え、1週間のペースがつかめていない方も多いのではないでしょうか。ただ、焦る必要はありません。まずは新学年の授業・テキスト・先生に慣れるところから始めていただければと思います。


毎年、2月の新学年切り替え時期に書かせていただいていることですが、ペースをつかむためには、「一週間の学習計画」を立てることをお勧めしています。とはいっても、すぐに完璧な計画を立てることはできないものです。単純に「塾に行く時間」や「家での勉強の時間」だけの形式的な計画表ならすぐにつくれますが、それでは物足りません。「お子様のやる気を引き出す」「成績を伸ばす」という目的のための計画表をつくらなければならないのです。


「1週間の学習計画」を立てるには、まずそのための準備が必要です。また、計画を立ててからも、お子様の様子を見ながら調整していくことも大切です。イメージとしては、2月中に準備をして仮の計画を立ててみる、3月にそれにしたがってやってみて、修正を加え、4月(もしくは5月のゴールデンウィーク明け)くらいからは、計画表通りに実行できるようにしていく……そんな感じでしょうか。


さて、2月中に行う「準備」ですが、以下の三つのポイントをご確認ください。


①使用する教材・宿題の確認
家庭学習で使用する教材の例は各学年の「学習の手引き」に載っています。しかし、お持ちの教材・テキストに収録されている問題のすべてを解く必要はありません。習熟度に合わせて必要な問題は異なります。お子様にとって必要な問題、やらなければならない問題はどこなのかをしっかりとご確認ください。また、宿題についてもご確認いただくとよいと思います。2月の初回授業で行われた各学年・各クラスのオリエンテーションなどでもお伝えしていると思いますが、ご不明な点がございましたら、担当講師までお気軽にお問い合わせください。


②宿題(家庭学習)の所要時間の確認
お子様がどの課題にどの程度の時間をかけているのか、それを保護者の皆様がチェックしておくとよいでしょう。私は保護者会などで、勉強をする場所に「時計」を置いておくことをお勧めしているのですが、毎日の宿題(「ウィークリーコンパス」・「日々シリーズ」など)はかかった時間を記録しておくとよいと思います。将来的にはお子様自身が「時間感覚(自分がどれくらいの時間でどの程度の問題が解けるか)」を把握することも、入試に向けて大切なことになります。


また、「その課題はどのくらいの時間で行うべきものか」を把握しておくことも必要です。こちらは担当講師にご確認ください。小学校3~4年生が一人で学習をしている場合、集中できる時間は(個人差はもちろんありますが)45分程度が限界でしょう。それ以上長くなってしまうと、机の前に向かっていても頭は働いていないということが多いはずです。


③お子様が集中できる時間の確認
特に小3~小4生の場合、勉強の時間になったからといって、すぐに気持ちを切り替えて集中できるとは限りません。どのような時間帯ならば集中力を高めて学習できているのかを確認しておくと、計画を立てやすくなるはずです。お子様によって集中できる時間帯は違います。お腹が減っていると集中力が欠けるというお子様は多いですが、逆に食事のすぐ後は頭の回転が鈍くなることも多いはずです。そんなお子様の生活習慣なども含めて見ていただくとよいでしょう。


上記のようなポイントを確認してから、計画表を作成していくことになります。「塾の算数の宿題」というような書き方ではなく、「算数・演習問題集」というように具体的に記入していくことが重要です。
もし、悩んだ場合はお気軽に早稲田アカデミーの担当講師までご相談ください。

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