『全力 ~夏期合宿を終えて~』
2018.08.22
「いままで『全力』っていう言葉の意味がよくわかっていなかったと思うんです。自分ではなんとなく一生懸命やっていたからよかったかな、と思っていたんですけど……。『全力』っていうのは、そういうことじゃないんだ、ってわかりました」
久しぶりのブログ記事更新となります。前回の公開が8月1日でしたから、3週間ぶりということになります。その間に、早稲田アカデミーでは年間最大のイベントとなる「夏期合宿」が行われました。今年も志賀高原、苗場に12,000名を超える生徒が集まり、「熱い夏」を過ごしました。まずは、夏期合宿期間中、大きな事件や事故もなく、無事に実施できたことをご報告いたします。
冒頭の文章は、合宿から帰ってきた生徒が話していた内容です。早稲田アカデミーの夏期合宿は、「すべてのことに全力で取り組むことによって、いままでの自分の限界を超えてみる。そしてその先にある『新しい自分』と出会おう」という位置づけもあります。もちろん、普段と違う環境で、同じ目標を持ったライバルたちと一緒に授業を受ける中で、教わった内容がより深く定着する、という学習効果もあります。ただ、それ以上に「全力で取り組むこと」で集中力や精神力が鍛えられるという点が、「中学受験・高校受験・大学受験」に大きく役に立つのです。そして、その経験はきっとその先の将来にも活きてくるものだと、私は考えています。
もちろん、生徒に「全力で取り組みなさい」というからには、我々スタッフも「全力」でなければなりません。授業はもちろん「全力」ですし、キャンプファイヤーや野外イベント(小4の「魚のつかみ取り」など)にも「全力」で生徒たちを楽しませようと取り組んでいます。夏期合宿では通常の校舎の授業よりも、1クラスの人数が多い場合がほとんどです。広い教室で授業をするわけですから、当然講師は大きな声を出さなければなりません。「全力」で声を出した結果、声をからしてしまう講師も多く出てきます。「先生、声……大丈夫ですか?」、と生徒たちは心配してくれます。そんな講師の「全力」の姿を見て、生徒たちも何かを感じてくれるようです。
私の行っていたホテルで、朝食にオムレツが出されました。その上に、赤いケッチャップで「全力」という文字を書いていた生徒がいました。別に誰かに見せるわけではなく、黙って文字を書いて、そのまま食べ始めました。伝えたいことはきちんと伝わっているのだな、と感じた瞬間でした。
私も生徒たちから「元気」をもらって夏期合宿から帰ってきました。ここから早稲田アカデミーは年度の下期に入っていきます。「勉強の秋」から「受験の冬」へと。「全力」で駆け抜けていく、と決意しているところです。
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