『クリスマスが終われば、冬期講習会!』
2018.12.21
お子様へクリスマスプレゼントをどのように渡していらっしゃいますか。枕元に置いておいたり、靴下に入れてベッドにぶら下げたり、ツリーの下にセットしたりなど、さまざま工夫をされているのではないでしょうか。
今回は、数年前、年末の個別面談でお聞きした話をご紹介します。そのご家庭では、クリスマスイブの深夜、お父様が、お子様が寝ている枕元にプレゼントを置きに行っていたそうです。ある年のクリスマス前に、お父様がどこからかサンタクロースの衣装を買ってきて以来、それを着てプレゼントを置きに行っていた、とおっしゃっていました。「子どもは寝ているんだから、わざわざそんなことしなくても……」というお母様に、「万が一、目を覚ましたときのためにだよ。それにやっぱりサンタになった方が、自分も気持ちが乗るし……」とお答えになったそうです。本当にお子様を大切になさっていらっしゃるのが伝わってきました。
さて、クリスマスが終われば、いよいよ「冬期講習会」がスタートします。冬休みはクリスマス、年末年始と本当にあわただしく、さらに期間もそれほど長くはありませんから、計画的にメリハリをしっかりとつける学習をしていくことが必要になります。長い時間ダラダラと机の前に座っているのではなく、短時間で集中的に学習をするようにしてください。そういった意味では「学習への集中度」「時間単位の学習密度」を高めるトレーニングを行うのには効果的な時期かもしれません。「今日はこの後で大掃除のお手伝いをしてもらうから、宿題は●時までにちゃんと終わらせなさい!」というような声かけもよいでしょう。
前回の記事にも書いたのですが、冬期講習会の学習内容は、現学年のまとめ的なカリキュラムになっています。(一部算数などでは1月に学習する単元の先取りも含まれますが)2学期中に積み残した単元をしっかりと定着させる、そんな時期になるわけです。また、習ったときは理解ができ、自分でできた問題でも、時間の経過とともに解けなくなるものも出てくるはずです。そこで講習会のタイミングでもう一度扱うことで、しっかりと身に付くようになります。2月からの新学年へ向けて、「重要単元の定着」を意識して学習に取り組んでいただければと思います。
そこで大切なのが「冬期講習会の目標設定」です。小学生のお子様にとって、「目標」は具体的である方が良いでしょう。「算数を得意にする」という目標よりも、「●●のテストで算数を▲点にする」というような数字で表せるものの方がよいと思います。早稲田アカデミーでは1月に各学年で「現学年のまとめテスト」や「次の学年に向けたテスト」が行われます。これらのテストを目標としてがんばっていくのですが、「冬期学力診断テスト」や「公開組分けテスト」を目標にするというよりも、「冬期学力診断テストで●点を取る」「公開組分けテストで偏差値●を取る」「●コースに上がる」というような具体的な目標設定をしてあげてください。早稲田アカデミー各校舎で実施されている「個別面談」でも、1月のテストの目標設定についてもお話しいただければと思います。
具体的な目標を設定しておくと、その目標に到達したときに「達成感」を味わえるというのもプラスの効果を生みます。一つひとつの小さな目標をクリアしていくことで、「成功体験」を積み重ねることにもなるのです。ぜひ、お子様とお話し合いください。
- 2018.12.21 『クリスマスが終われば、冬期講習会!』
- 2018.12.19 『冬休みの過ごし方』
- 2018.12.14 『クリスマスマーケット』
- 2018.12.12 『「やりたいこと」と「やるべきこと」』
- 2018.12.07 『ユズリハ』