『いよいよ、明後日!』
2019.05.31
いよいよ明後日の日曜日に「全国統一小学生テスト」が行なわれます。天気予報では「曇り/晴れ」の予報になっているようです。以前には嵐のような天候のなかで実施されたこともありますが、今年はお天気の心配はなさそうです。ぜひ当日を楽しみに、がんばって受験していただければと思います。もちろん、テストですから遊びに行くのと同じような楽しみがあるわけではないでしょう。ただ、小学生の子どもたちにとっては、運動会などと同じようにイベントを迎える「ワクワク感」のようなものがあるようです。テレビCMなどの影響もあるのかもしれません。また、「普段とは違うテスト」ということで、少し特別なもののように感じているのだとも思います。
大きなテストをひとつの「イベント」ととらえて心待ちにしているような生徒は、テストで実力が発揮できるようになっていきます。いわゆる「本番に強い」タイプです。詳しくは別の機会に譲りますが、入試で合格を勝ち取る子どもは、このタイプが多いのです。
テストを好きになるためには、周りの大人(保護者様や先生)からのさまざまな働きかけが必要です。まずはテストが終わった直後に、がんばって受験したことを評価し、褒めてあげてください。できれば、ちょっとしたことでかまいませんから、ご褒美があるのも良いかもしれません。「全国統一小学生テスト」が終わったあとに、ご家族でお食事をしたり、お出かけをしたりという予定を入れておくのもよいでしょう。「テストが終わったら楽しいことが待っている」……そんな思いが、テストに対しての取り組み姿勢にも影響してくるものです。
さて、早稲田アカデミーでは、お子様に「全国統一小学生テスト」をお受けいただいている間に、各校舎で「保護者様対象 教育セミナー」を実施させていただきます。小1~小3生の保護者の皆様を対象として、「わが子が未来を切り拓くために どうなる、どうする英語教育」と題して実施させていただく予定です(内容は校舎によって若干異なる場合があります)。
「高大接続システム改革」「学習指導要領改訂」といった、お子様の教育を取り巻く大きな「改革」のうねりの中で、最も大きな話題となっているのが「英語教育改革」です。2020年から実施される「大学入学共通テスト」を待たずに、既に一部の大学では民間の英語検定試験が入試に使われ始めています。これからは、「読む・書く」という今までの日本の英語教育で中心となっていた技能に加えて、「聞く・話す」という技能、まとめて「英語4技能」といわれる力が求められるようになるのです。
英語を「話す力」については、4月に行われた「全国学習状況調査」において、中学3年の英語にスピーキングテストが導入された、という話題をご存知の方も多いでしょう。「自分の将来の夢」そして「その夢の実現のためにいま頑張っていること」を英語で話す、という問題でした。まだ結果は発表になっていませんが、どれくらいの正答率だったか、個人的にはとても気になっているところです。
教育セミナーでは、これら英語教育の改革について、詳しくお話しさせていただく予定となっております。皆様のご参加をお待ちしております。
- 2019.05.31 『いよいよ、明後日!』
- 2019.05.30 『「楽しい」の意味』
- 2019.05.24 『お子様との会話を』
- 2019.05.22 『とつぜん、自転車に乗れたように……』
- 2019.05.17 『夏フェスから「学校選び」をスタート!』