『学校がお休みの間に……②』
2020.03.10
早稲田アカデミーでは3月から人事異動が行われております。私も錦糸町校から武蔵小杉校に異動となり、神奈川での勤務が始まっています。早稲田アカデミーが神奈川県に校舎展開を始めたタイミングで、神奈川県内校舎の統括責任者として赴任をして7年間勤務しておりましたので、「復帰」という印象もあるのですが、神奈川を離れてから11年が経過しておりますので、新しい気持ちでの勤務というイメージです。
本来であれば、武蔵小杉校の生徒や保護者の皆様にご挨拶をして、なるべくたくさんお話をしていきたい時期ではあるのですが、コロナウイルスの影響で「休講期間」となってしまっており、もどかしい気持ちでいるのが正直なところです。
前回の記事では、学校が休校になっている期間に、4月以降につながるご家庭での過ごし方のアドバイスを書かせていただきました。ポイントは以下の通りです。
[学校休校期間中の家庭での過ごし方アドバイス] ① 学習環境の整備を。旧学年の教材の整理/新学年での学習場所の整備 ② 4月以降の一週間の学習スケジュールの計画を ③ 読書や映画鑑賞 ④ 興味をもって「調べる」研究学習 ⑤ 適度な運動も
今回から2回にわたって、上記のポイントについて少し詳しく書かせていただきます。学習カリキュラム面の指示やアドバイスは、クラスやお子様の状況に合わせて各校舎よりご連絡させていただいていることと思いますので、このブログでは学習習慣や生活習慣面で、4月以降につながるようなポイントをご紹介させていただくつもりです。
まず、①の「学習環境の整備」について。進学塾では小学校よりも一足早く2月から新学年に移行をしています。まだ学習場所などの整理ができていないご家庭もあるのではないでしょうか。旧学年の教材やテキストがまだ整理されていないところで、新しいテキストを使った学習をしている場合もあると思います。できればこのタイミングで、学習場所を整備して新しい気持ちで学習に臨めるようにしていただければと思います。ご家庭の環境によっては、お父様やお母様がその「学習場所の大掃除」を一緒にできない場合もあると思います。その場合は、お子様の「自立」を促す機会と「前向き」にとらえていただくのがよいでしょう。夜に「明日はこの本棚を整理しよう」という計画を立てて、お父様かお母様が帰ってきたら「チェック」するからという約束をしておくのがよいと思います。結果としてうまくできていないこともあるかもしれませんが、そこを指摘し、翌日の行動について話をして、また次の日にお子様が取り組む……そんなサイクルの中でお子様の成長は促されていくのです。
②の「一週間スケジュール」の計画についても、お子様の自立を促すために、さらに「計画性」を育てるためにも、この期間に時間をとってご家庭で相談されるのがよいと思います。4月からの学校の時間割(どの曜日に何時間の授業があるのか)、早稲田アカデミーの授業時間、習い事の予定などを書き出して、さらには友達と遊ぶ時間や見たいテレビの時間なども考えながら、基本的な一週間の生活リズムをつくりあげるようなイメージです。そこに、塾の宿題の時間を入れていくのがよいでしょう。
「古い教材の整理や活用」「一週間の学習スケジュールの立て方」などについて、過去にも書かせていただいておりますので、よろしければご覧ください。次回は③と④について。
- 2020.03.10 『学校がお休みの間に……②』
- 2020.03.04 『学校がお休みの間に……①』
- 2020.02.26 『学習に取り組む姿勢』
- 2020.02.21 『新学年の不安や疑問は……』
- 2020.02.19 『小学生の集中力②』