『新学年への準備』
2020.12.11
早稲田アカデミー各校舎では、今週末に新年度からのご入塾をお考えの方を対象とした「入塾説明会」が実施されます。現在申込受付を行っておりますが、例年より多くの方からお問い合わせをいただいている状況です。新型コロナウイルス感染症については、まだまだ予断を許さないどころか、さらに感染が広がってしまっている地域もあるようです。そんな中でも、もしくはそんな中だからこそ、なのかもしれませんが、お子様の「教育」「学習」への保護者の皆様の関心が高まっているのを感じています。
さて、前回の記事で、冬休みから1月にかけては「現学年のまとめ・新学年へ向けた準備期間」と書かせていただきました。私も入塾説明会でお話しさせていただくつもりなのですが、「一足早いスタート」を切ることで、新学年からの学習をスムーズに進めることができるはずです。もし、皆様のお知り合いの方で2月新学年からのご通塾に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ早めに早稲田アカデミーまでご相談いただくようにおすすめください。
いま早稲田アカデミーの授業に参加されている方の場合、その「準備期間」をどのような点に注意して過ごしていけばよいのでしょうか。今回はその点について具体的に書かせていただきます。
学習内容面よりも、まずお考えいただきたいのは、生活習慣面です。学年が上がれば、家庭学習に必要な時間も増えてきます。もちろん、お子様の学習スピードや得意不得意によっても差が出てまいりますし、集中できる時間をどれくらい持続できるかによっても必要な時間数は変わってきます。現時点でのお子様の一週間の生活状況を確認し、家庭学習の時間をどこでとるのかを考え、「準備」をしておいていただくのがよいと思います(詳しくは各校舎の「新年度説明会」でお配りした、各学年の「学習の手引き」をご参照ください)。
家庭での学習時間を考えるときに、まずお考えいただきたいのは、学習のスタート時間です。「決められた時間に、決められた場所に座って、学習を開始する」という習慣を付けておくことをおすすめします。新学年と比較すれば、現学年の宿題量は少ないはずですから、考えていた時間よりも早く終わると思いますが、予定していた学習内容(宿題)が終われば、そこで終わらせていただいてかまいません。何よりも、決められた時間にきちんと学習を始めることが重要です。
さらに、保護者の皆様にご留意いただきたいのは、お子様にとって一番効率的に学習を進められる時間がいつかということです。「朝型」「夜型」などという言葉もありますが、それだけではなく、たとえば体を動かす習い事の後などには、疲れて集中できないお子様もいますし、逆に体を動かした後の方が、頭がさえるタイプのお子様もいらっしゃるようです。お腹が空いているときの方がいい場合もあれば、しっかりと食事をとった後の方が集中できるお子様もいます。新学年になって学習難度が上がり、難しいと思われる課題を進めるときには、上記のような「集中できる時間」に難度の高い「考えること」が必要な課題を行うように計画を見直していくことが大切になってくるのです。
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