四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『担当講師への相談』

2022.08.24

夏休みも終わりに近づいてきています。私の勤務している武蔵小杉校のある川崎市周辺の公立小学校は、8月中に二学期の始業式が行われる学校がほとんどです。小学校の「夏休みの宿題」は終わっていますでしょうか。


夏休みが終われば、「勉強の秋」を迎えます。「夏の学習状況」や「夏の成果を試すテスト結果」などについて、保護者の皆様からのご相談が増える時期となります。今回は担当講師にご相談いただく際のポイントについて。


以前、他校舎の小6受験生のお母様から模擬試験の判定の見方についてお電話をいただいたことがあります。このブログをお読みいただき、私にご連絡をくださったとのことでした。そのお電話で、「この前も校舎の先生には志望校のことで、時間をかなりとっていただいたので、こんなことまで電話すると『うるさい親』だと思われてしまうのでは……」とおっしゃっていました。このブログをお読みの皆様の中にも、「うるさい親だと思われたらイヤだから、あまり塾には連絡しない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。


少なくとも私は、保護者の皆様を「うるさい」などと思ったことはありません。逆に頻繁にご相談やご質問をいただくお父様・お母様には本当に感謝をすることが多いのです。ある程度、よくお話しするようになると、私もいろいろとお願いしやすくなります。「先生はいつもお忙しそうなので、電話をするのは気が引けて……」と言われることも多いです。確かに忙しいときはありますが、よくお話しさせていただく方には「いまちょっと手が離せないので……」と正直にお話しできるようになります。その代わりに、折り返しご連絡できる時間をお伝えして、落ち着いてお話しをさせていただくようにしています。


お父様、お母様にとって本当に大切なお子様をお預かりしているわけですから、さらに、単にお預かりするだけではなく、お子様の将来・未来をご一緒につくっていくわけですから、保護者の皆様とは正面から本音でお付き合いさせていただきたいと思っています。ときには、我々の指導に不安を抱かれる瞬間もあるかもしれません。そんなときには、ぜひそのお気持ちを正面からぶつけていただきたいと思います。


早稲田アカデミーの創業社長(塾長)であった須野田誠も、その著書の中で、保護者の皆様へ向けた塾の活用法として「塾の先生から顔と名前を覚えてもらえる親になろう」というアドバイスを書いています。ちょっとしたことでも相談して、塾や先生とのパイプをつくっておくことが、お子様のためになるというような内容でした。


さて、早稲田アカデミーにお通いの方に、講師とゆっくり話ができる時間について、ちょっとしたアドバイスを書かせていただきます。校舎の責任者(校長)や教務主任と話をしたいときは、平日の午後の早い時間をおすすめします。夕方以降は毎日授業がありますので、その時間にご連絡いただいてもつかまらないことが多いはずです。また、担当講師に相談されたい場合で急ぎではないときには、お子様経由でちょっとしたメモ(お手紙)を講師に直接お渡しいただくのも効果的です。できれば、「電話してください」というだけではなく、ちょっとした内容と時間も指定されるとよいでしょう。「算数の勉強法について相談したいので、今日の授業後お電話いただけませんか。22時までなら大丈夫です」というような感じです。別に丁寧にお書きいただく必要はありません。メモ用紙などでかまいません。


夏休みが終わり、二学期のテキストに入ると、どの学年のカリキュラムも一段階レベルが上がります。いろいろな不安をお感じになられる方もいらっしゃると思います。ぜひ、担当講師とうまく連携をとっていただいて、お子様の成長につなげていただければと考えております。

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