四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『走りだそう。』

2020.03.25

新型コロナウイルスの影響はまだ続いているようです。全世界的な感染拡大も報道されていますし、特に「東京オリンピック」の開催についてのニュースが連日報道されています。一方で、桜の開花に関する話題もテレビなどでは扱われています。早稲田アカデミーでも春期講習会が始まります。新型感染症の影響もありますが、季節は巡って「春」になっていくのは変わりないのですね。


春の語源は諸説あるようです。草木の芽が「張る」、田畑を「墾る(はる)」、冬が去り万物が晴れやかに開ける「晴る」、などなど。いずれにしても万物の生命、エネルギーを感じる季節ということができそうです。毎年この時期の生徒の様子を見ていても、冬の時期と比較して明るく、元気に授業を受けているように思います。なによりも授業中や前後での「笑顔」が増えているようにも感じています。


そんな中でまれに暗い表情のお子様がいることがあります。少し心配になってお母様に電話をするとやはり「親子ゲンカをした」とか「宿題がうまく回っていない」とか「お友達との関係がちょっとこじれて」などというような要因をうかがうこともあります。せっかくの「春」ですので、明るい笑顔で過ごしていただきたいと思います。


各校舎に貼られている春期講習会のポスターをご覧になりましたでしょうか。今年の春期講習会のキャッチコピーである「走りだそう。新しい景色を見るために。」という言葉と、まっすぐに前を見て走り始める制服姿の芦田愛菜さんの写真がレイアウトされています。


様々な社会情勢の中ですが、やはり「春」という季節はうつむいて過ごすのは似合わないと思うのです。うつむいて下を向いてしまっていたり、猫背になっていたりすれば、気持ちも前には向かないでしょう。どんなときであっても、前を向いて進んでいくことが必要だと思います。前に向かって進むという気持ちを高めるためには、しっかりと顔を上げた姿勢であることが大切だと思います。表情にしても暗い顔よりは笑顔でいる方がよいに決まっています。ご家庭でもお子様が笑顔でいられるように、働きかけていただければと思います。もちろん私が言うまでもなく、お子様が笑顔で毎日を過ごすことを一番願っていらっしゃるのは、お父様・お母様であるのは間違いないことなのですが。


2月まで勤務していた錦糸町校を卒塾した生徒から電話をもらいました。「小学校の卒業式はちょっと寂しかったけれど、無事に卒業しました。中学校から出されている入学までの宿題は、学校がお休みの期間に終わらせてしまった」そんな報告でした。2月に中学入試を終えた生徒たちも次のステージへ向けて、「走りだそう」としていることを感じました。


「春」を感じる時期になると、私は少し明るめの色のネクタイをするようにしています。こんな時期だからこそ、今年も自分の気持ちを前に向けて明るくするために……。

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