『非日常体験』
2022.07.13
先週の土曜日(7/9)に、川崎の等々力陸上競技場で、サッカーJ1リーグの川崎フロンターレ対ガンバ大阪の試合がありました。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、早稲田アカデミーは、2016年から川崎フロンターレのオフィシャルスポンサーをさせていただいております。今回の試合は「早稲田アカデミーエキサイトマッチ」という位置づけで行ってくださいました。早稲田アカデミーの塾生(小1~小3)でご応募いただいた方の中から抽選で選ばれた11名が、セレモニーキッズとして試合前に選手と一緒に写真撮影をしたり、試合開始前とハーフタイムには早稲田アカデミーのブランドムービーをデジタルビジョンで流していただいたり、とスタジアムがフロンターレブルーと早稲アカ色に染まった一日でした。
私も観客席から観戦させていただきました。試合は前半でフロンターレが4得点を挙げ、しかも元ブラジル代表や元日本代表選手のゴールだったこともあり、スタジアムは大いに盛り上がりました。実は、当日の午前中に校舎で個別面談をさせていただいていた小学5年生のお母様とこんな会話をしていました。 「組分けテスト前なのに、今日、うちの子はサッカーを見に行くので、それを楽しみにしていて……」 「えっ?フロンターレですか?」 「そうです……」 「私も行きます。今日は早稲田アカデミーの名前がついたエキサイトマッチなので……」 武蔵小杉校は等々力陸上競技場の地元なので、フロンターレファンのお子様(ご家庭)はたくさんいらっしゃいます。残念ながら、スタジアムではお会いできなかったのですが、次の授業前に「試合、すごかったね」という会話で盛り上がりました。夏休み前の非常に忙しい時期なのですが、スタジアムでのサッカー観戦は非常によい気分転換になりました。テレビで見るのとはまったく違う、わくわくするような高揚感を得ることができました。新型コロナウイルス感染症対策として声を出しての応援は禁じられていたのですが、それでもゴールが決まったときの(声を抑えた)どよめきなどは、「非日常」を感じられた瞬間でした。
3月の春休み前、私が担当している授業のときでした。いつもZoomで授業に参加しているお子様だったのですが、その日は画面の背景がいつもと違っているようでした。 「あれ?〇〇さん。いつもと受けている場所、違う?」と声をかけたら、「うん!」と言って、タブレットで窓の外の景色を見せてくれました。そこには真っ青な海が広がっていました。宮古島に旅行に行っていたのです。そのホテルの部屋から授業に参加してくれていました。
夏休み前の保護者会では、「夏の旅行や帰省に行くときには、勉強から離れて思いっきり楽しんできてください。そこでしか体験できないことを、ぜひ。」とよくお話ししています。そういう点では「わざわざ旅先からタブレットで授業を受けなくても……」とも思われるかもしれませんが、時間の限られた授業なので、そこは少し違うはずです。逆に、普段とは違う「非日常」的な環境の中で受けた授業は、定着度合いも変わり、学習効果も高まるのではないかと思うのです。
夏休みに行われる「夏期集中特訓」も、学習効果を考えて「いつもとは違う」環境をご用意しています。すべての学年で、早稲田アカデミーの教室ではなく、外部の会場をお借りして実施いたします。大人が使うような会議室で、そしていつもの知っている顔だけではない参加生の中で……。きっと「刺激」を受けてきてくれるはずです。
夏は「子どもが成長する季節」とよく言われますが、夏の「非日常体験」の中で、お子様の精神的成長を応援してあげてください。
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