『今年も終わりに近づき……』
2022.12.14
今週の月曜日(12月12日)に、京都の清水寺で「今年の漢字」が発表されました。このニュースを見ると、今年も終わりに近づいてきたな、そんな風に感じます。
ニュースをご覧になった方も多いと思いますが、今年の漢字は「戦」でした。やはり全世界的に大きな話題となった「ロシアによるウクライナ侵攻」からの連想だったのでしょう。サッカーワールドカップでの日本代表の熱「戦」、大谷翔平選手の二刀流での二年目の挑「戦」などもあったからだとも思います。少し驚いたのですが、「戦」が選ばれるのは二回目という話でした。前回は2001年の米国同時多発テロ事件が起こり、対テロ戦争が話題になった年でした。
ご存じの通り「今年の漢字」は、10月から12月の初めまで、「日本漢字能力検定協会」が公募して決まるのですが、調べていて驚きました。2001年は約36000通の応募の中から、「戦」が2285票を集めて決まったそうなのですが、今年は約220000通の応募があり、その中で「戦」が10804票を集めたそうです。応募総数が6倍以上になっていますので、それだけ「今年の漢字」が市民権を得たということなのでしょう。今年、10616票という僅差で次点になったのが「安」でした。安倍元総理銃撃事件、20数年ぶりの急激な円安、などから選ばれたのでしょう。
「年末には今年一年間をお子様と振り返ってみるのがよいと思います」と保護者会などでお話ししています。今年の反省をすることで、新しい年にもつながるはずですし、一年間を振り返ってみるとお子様の成長に気が付くこともあるのではないでしょうか。お子様の成長は、毎日見ているとなかなか気がつかないものですが、一年前と比較をすると見えてくるものがあるはずです。「自分で朝起きられるようになった」「宿題に自分から取り組むようになった」「気が付いたらゲームをやっている時間が短くなった」など、さまざまなことに目がいくことと思います。そして、一年間の成長に気が付けば、ここからの一年間での成長にも期待できるようになることでしょう。
そんな中で、ご家族やお子様自身の「今年の漢字」を考えていただくのも面白いと思います。単にどんな出来事があったかを思い出すだけではなく、「今年一番うれしかったこと」「今年一番がんばったこと」「今年やれなかったこと」などをご一緒に考えていただく中で、来年につながる「一文字」を選ぶことができればお子様の成長にもつながるのではないでしょうか。
また、「我が家の10大ニュース」などを皆さんで考えてみるのもよいかもしれません。小6生は時事問題対策として、今年の重大ニュースをまとめた教材を使っています。今年のものを見てみたのですが、「ロシアによるウクライナ侵攻」「成人年齢引き下げ」「円安」「沖縄返還50年」などが載っていました。
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