『1月末に思うこと……』
2022.01.31
先週の金曜日(1月28日)、私の勤務する武蔵小杉校では、小6受験生たちへ向けた「入試直前激励会」を行いました。オミクロン株の感染が拡大する中ですので、残念ながら全員「オンライン参加(Zoomを利用した)」での会となってしまいました。画面の向こうには受験生が映っているのですが、多くのご家庭で保護者の皆様もご覧に(もしくはお聞きに)なられていたようです。
入試へ向けての激励会という位置づけであるのですが、一方では早稲田アカデミー受験生としての「最終授業」でもあり、「卒塾式」のような意味合いもある会でした。ここまで一緒にがんばってきた生徒たちの「卒塾」には「一抹の寂しさ」も感じるのですが、それよりも「合格してほしい」「入試から笑顔で帰ってきてほしい」、いまはそんな思いでいっぱいになっています。
中学入試へ向けた学習は「子どもの成長と同時進行」と言われます。入試へ向けた学習カリキュラムでは、その年代の子どもの標準的な精神的成長過程よりも高いレベルが要求されます。そのために、毎週の単元学習の中では「積み残し」が出てしまうことに関しては以前も書かせていただいた通りですが、精神的な成長のタイミングで、それまでに積み残してきた内容の理解が一気に進み、成績も向上するのが一般的な傾向です。 早稲田アカデミーを卒塾していく生徒たちも、塾で学んでいた期間に大きく成長したはずです。校舎で生徒と毎週接していく中で、一人ひとりのお子様の「成長」を感じられる瞬間があります。その「成長」は入試結果につながるだけではなく、その先の「中学校生活」というステージでも生きるものになるはずです。受験生たちはまだ11・12歳。これからもまだまだ精神的に大きく成長していきます。早稲田アカデミーでの経験は、中学生・高校生となってからの学力や成績が大きく伸びる下地となるものなのです。
さて、2月から皆様の校舎でも学年が切り替わり、担当講師が変わることもあると思います。小学校6年生を卒塾させた講師が、皆様の学年の担当として新たに加わるケースも多いはずです。担当講師が変わるということは、お子様にとっても不安な部分があるのは確かですが、一方で心機一転、新しい気持ちで学習に臨めるということは、プラスに働く場合も多いはずです。また、今までの担当講師についても、異動などでたとえ違う校舎に行ったとしても、同じ早稲田アカデミーですので、ご相談いただくことなどは可能です。お子様にとっても、自分のことを知っていて応援してくれる先生が一人でも多くなるのはよいことだとも思います。
早稲田アカデミーでは、中学入試の行われている期間は、小学生の通常授業はお休みとさせていただき、2月7日(月)から新学年授業がスタートいたします。通塾曜日や時間帯、さらにはテキストも新しくなる中で、お子様方の期待も膨らんでいることと思います。その前向きな気持ちをより高く持てるように、さらには継続できるようにご家庭でも働きかけていただければと考えます。
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