四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『無限の可能性を ~中学受験の意味~』

2022.02.04

新型コロナウイルス感染症拡大の中での2年目となる中学入試。今年の中学入試も「終盤戦」となっています。すでに進学先を決めている受験生も出てきていますし、まだ挑戦し続けている受験生もいます。早稲田アカデミーにお通いいただいた皆様が、進学先を決めて笑顔で次のステージに進めるように、私も最後まで応援してまいります。


早稲田アカデミーの入試結果に関しては、このホームページ内で随時公開させていただいておりますので、ぜひご覧になってください。今年の受験生たちも本当によくがんばり、素晴らしい結果が出てきております。早稲田アカデミーをご信頼くださり、ご期待くださっている保護者の皆様にも胸を張ってお話しできる結果となっていると自負しております。まだ集計中の部分もあり、最終的な結果までにはもう少し時間をいただくことになりますが、ご期待いただきお待ちください。また今年度の入試の状況などに関しては、「中学入試報告会」をオンラインで開催させていただき、そこでお伝えさせていただく予定となっておりますので、ぜひお申し込みください。


毎年、この時期に早稲田アカデミーを巣立っていく生徒たちを見ていると、これからの彼ら、彼女たちの将来がとても楽しみに思えてきます。大きな「可能性」を抱いて、中学校という次のステージへと向かう子どもたち。その可能性を大きく広げ、羽ばたいていくことを願ってやみません。


「子どもの可能性を伸ばす」という言葉を耳にすることがあるのですが、「伸ばす」というよりも「子どもの可能性」は無限に広がっていると私は思っています。生まれたばかりの子どもは、将来、医師や法律の専門家や宇宙飛行士、そして、スポーツ選手や芸術家にも、なににだってなれる可能性があるわけです。しかし、成長していくうちに、いくつかの可能性が消えていくか、薄くなってしまうことがあります。


親はなるべく、その可能性の芽を摘んでしまわないようにするべきだと思うのです。お子様の適性を見極め、その長所を伸ばし、進むべき道をある程度定めて導いてあげることも、親や周囲の大人の役割として挙げられるでしょう。しかし、まずはすべての可能性を考えて、なるべくその可能性の幅が狭まらないように成長を後押ししてあげることが大切だと、私は考えています。適性だけではなく、お子様自身がやりたいことが見つかったときに、それを目指すことができるようにと考えることが必要だと思っています。世界的なコロナ禍の中で世界や社会は大きく変わってきています。それ以前からも言われていますが、将来の日本や世界の中で求められる力や役割は、ここからの10年20年で大きく変わっていくはずです。その点を考えても、お子様の可能性を狭めないように育てることが必要だと思います。


私が小学生の授業で一番心がけているのは、単に知識や解き方を覚えこませることではなく、しっかりと理解させ、さらにそこから「考えさせる」ということです。頭の使い方や考え方の土台が出来上がる小学生の間にしっかりとしたトレーニングを行うことが、お子様が将来どんな道に進むにしても、必ず役に立つことであり、それが将来の可能性を狭めないために必要だと考えています。


今年の受験生たちの入試がひと段落し、早稲田アカデミーでも新年度がスタートいたします。新しい学年での学習をスタートするにあたり、お子様の可能性を狭めないという視点を、保護者の皆様にもお考えいただければと思っています。


そして、精神的にも肉体的にも一番成長するのは中学校・高校の6年間です。一番成長する時期にお子様に合った環境をしっかりと選び、与えることが、「子どもの可能性を奪わない」ことにつながるのではないでしょうか。それが中学受験を選択する目的の最大のものだと私は思うのです。

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