『新年度が始まりました!』
2023.04.05
4月に入りました。先日(4月3日)、早稲田アカデミーの入社式が行われ、私も参加してまいりました。今年の桜はかなり早く開花しましたので、残念ながら「満開の桜の下で」とはなりませんでしたが、散り始めた桜の花びらが舞う中で、新入社員たちはそれぞれに期待と不安を胸に参加していました。今年の新卒社員たちは、大学生活の大半を「コロナ禍」の中で過ごした世代ですが、新型コロナウイルスによる行動制限がほぼなくなってきているこの時期に、新しい社会への船出をすることになります。漠然とした不安もあることかと思いますが、それ以上に大きな期待と、それぞれの決意を胸に早稲田アカデミーに飛び込んできてくれたことでしょう。
私が早稲田アカデミーに入社をしたのは、もう30年近く前のことになります。そのときに当時の社長が話していた言葉を思い出します。「頑張れば頑張るほど、感謝され笑顔になってもらえる仕事はそれほど多くない。進学塾での仕事はその一つだ」という言葉です。その言葉を信じて、私もここまで生徒たちの前に立ち続けてきています。このブログもお読みいただいている皆様の笑顔につながればという思いで書き続けてまいりました。
もう一つ覚えている言葉があります。「生徒を教えるためには、知識も経験も必要である。そのために自己研鑽を続けなければならない。ただ、知識や経験だけでは生徒の成績向上・志望校合格にはつながらないこともある。『生徒のために』という情熱が大切なのだ。そして、知識や経験が少々足りなくても、情熱を持っていれば、生徒は先生を信頼し、それによって成績は大きく向上する」そんな言葉です。
ときに、知識や経験の豊富なベテランの先生よりも、強い情熱を持った先生の方が、生徒の成績を大きく伸ばすことがあります。社会に出るにあたって早稲田アカデミーというフィールドを選んだ新入社員たちの胸には、きっと「生徒のために」という強い情熱と決意があることだと思います。私も彼らに負けないように、目の前の生徒たちへの情熱をもって、毎日の授業・指導に臨んでいかなければならないと改めて感じさせられました。皆様のお通いの校舎にも、フレッシュな新人職員が配属になるかもしれません。早稲田アカデミーの研修制度は高い評価をいただいています。新人職員たちはその研修を受けてから生徒指導にあたりますので、知識の不足などに関してはご心配いただく必要はありません。一方で、その情熱についてはご期待いただいてよいと思います。私も負けないように頑張ってまいります。
また、今週は多くの中学校で「入学式」も行われています。2月に志望校への進学を決められたお子様をお持ちのお父様とお話しさせていただく機会がありました。「女子校の制服って思ったより高いんですよね、びっくりしました。男子だったら学生服はボタンを変えるだけなので、そこまでではないみたいなのですが……」そんなお話を満面の笑顔でなさっていらっしゃいました。早稲田アカデミーを卒塾されて、新生活のスタートを迎えられた皆さん、本当におめでとうございます。
小学校でも4月から新しい学年に切り替わりました。進学塾の新学期は2月なので、すでに塾では新しい学年となっていますが、学校を含めて正式に「学年の切り替わり」となるのは「4月1日」です。ぜひこの機会に精神的成長を促すように、学年が一つ上がった自覚を持たせられるような接し方をしていただければと思います。
精神的成長と成績の相関関係に関しては、以前にも何度か書かせていただいておりますが、なかなか意図して促すことは難しいものです。ただ、新年(お正月)や誕生日などの「きっかけ」のタイミングでの接し方によって、自覚が生まれてくれば成長につながってくるはずです。特に学校で新学年となるこの時期には、生活習慣を見直すことなども含めて、さまざまな成長を促す工夫ができると思います。
新しい年度、新しい学年、新鮮な気持ちでより密度の高い指導を行っていけるように、早稲田アカデミーでも考えております。私も新しい気持ちで日々の授業、指導にあたってまいりたいと決意しております。
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