『ホワイトクリスマスは難しい』
2024.11.06
先日の日曜日(11月3日)に「全国統一小学生テスト」が実施されました。私の勤務する武蔵小杉校にもたくさんの生徒が受験に来てくれました。とても素晴らしい晴天で、気持ちよくテストを受けられたのではないかと思います。もちろん、中には「こんなにお天気がよいのにテストなんて……」と感じた生徒もいると思いますが。
11月3日(文化の日)は、「晴れの特異日」なのをご存じでしょうか。「特異日」というのは、統計的にその天気になりやすい日を指す用語です。気象学的な根拠や裏付けはないようですが、実際に統計をとってみると結果としてそのお天気になっている、という日だそうです。今年も素晴らしい「秋晴れ」となりました。 前日(11月2日)の土曜日は、台風21号から変わった温帯低気圧の影響で、全国的に雨が降っていました。「全国統一小学生テスト」にお申し込みいただいていた方からも、「土曜日の雨で運動会が延期になってしまったので、テストが受験できない」というお電話が多く入りました。テストが受験いただけないのは残念ですけれど、小学生にとって「運動会」はとても大切な学校行事ですから、晴天のもとで参加できたのはよかったと個人的には思っています。
「特異日」についての話に戻します。11月3日のお天気について気象庁のホームページを見てみると、1991年から2020年までの30年間の統計では、56.7%が「晴れ」だったそうです。やはり「晴れ」の割合は低くありません。さらに直近で調べてみても2019・2020の2年間は「曇り」でしたが、2021年から2023年までは「晴れ」で今年も含めると4年連続で晴天となっています。しかし、上記の統計で見ると11月4日の方が晴天率70%と高くなっていました。
さて、この統計資料は気象庁のホームページですぐにご覧いただくことができます。今回は「東京管区気象台」の「東京の天気出現率」のデータを見てみました。一年間の日付すべてが一覧できるようになっています。せっかくなので、「曇り」と「雨」が一番多かった日も調べてみました。
「曇り」が一番多かったのは同率で3日ありました。46.7%の6月12日・6月17日・6月18日で、やはりどんよりとした「梅雨空」ということなのでしょう。「雨」についても梅雨の時期ではないかと予想しました。たしかに6月末から7月初旬に50%を超える日が数日ありましたが、意外にも10月1日が63.3%で一位でした。そして、「晴れ」の率が一番高かったのが、なんと12月24日、クリスマスイヴだったのです。その割合は驚異の93.3%。30年間で28日は晴れだったということになります。さらに、雪になった割合は0%。東京でホワイトクリスマスになることは、なかなかないという統計結果になっています。
11月に入り、今年も2か月を切りました。ハロウィンが終わったと思ったら、街の飾りつけはクリスマスに移りはじめたようです。コンビニエンスストアでも、「おせち」や「クリスマスケーキ」の予約のポスターが目立ち始めています。我々にとっては、入試直前期になり、また新年度・新学年の準備の時期となり、最繁忙期に入ります。10月まででクールビズも終わりましたので、ネクタイを締めて、気持ちも引き締めてがんばってまいります。
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