『新年度開講!』
2025.02.05
今年の中学入試も「終盤戦」となっています。すでに進学先を決めている受験生も出てきていますし、まだ挑戦し続けている受験生もいます。早稲田アカデミーにお通いいただいた皆様が、進学先を決めて笑顔で次のステージに進まれるように、私も最後まで応援してまいります。
早稲田アカデミーの入試結果に関しては、このホームページ内で随時更新させていただいておりますので、ぜひご覧になってください。今年の受験生たちも本当によくがんばり、素晴らしい合格実績となっています。早稲田アカデミーをご信頼くださり、ご期待くださっている保護者の皆様にも胸を張ってお話しできる結果となっていると自負しております。まだ集計中の部分もあり、最終的な結果までにはもう少し時間をいただくことになりますが、ご期待いただきお待ちください。また今年度の入試の状況などに関しては、3月より東京・千葉・神奈川・埼玉の会場をお借りして「中学入試報告会」を実施させていただきます。こちらもホームページ内にご案内のページがございますので、ご興味のある方はご覧ください。
毎年、この時期に早稲田アカデミーを巣立っていく生徒たちを見ていると、これからの彼ら、彼女たちの将来がとても楽しみに思えてきます。大きな「可能性」を抱いて、中学校という次のステージへと向かう子どもたち。その可能性を大きく広げ羽ばたいていくことを願ってやみません。
「子どもの可能性を伸ばす」という言葉を耳にすることがあるのですが、「伸ばす」というよりも「子どもの可能性」は無限に広がっていると私は思っています。生まれたばかりの子どもは、将来、医師や法律の専門家や宇宙飛行士、そして、スポーツ選手や芸術家にも、何にだってなれる可能性があるわけです。しかし、成長していくうちに、いくつかの可能性が消えていくか、薄くなってしまうことがあります。
親はなるべく、その可能性の芽を摘んでしまうことがないようにするべきだと思うのです。お子様の適性を見極め、その長所を伸ばし、進むべき道をある程度定めて導いてあげることも、親や周囲の大人の役割として挙げられるでしょう。しかし、まずはすべての可能性を考えて、なるべくその可能性の幅が狭まらないように成長を後押ししてあげることが大切だと、私は考えています。適性だけではなく、お子様自身がやりたいことが見つかったときに、それを目指せるようにと考えることが必要だと思っています。様々なところで言われていますが、将来の日本や世界の中で求められる力や役割は、ここからの10年20年で大きく変わるはずです。その点を考えても、お子様の可能性を狭めないように育てることが大切だと思います。
私が小学生の授業で一番心掛けているのは、単に知識や解き方を覚えこませることではなく、しっかりと理解させ、さらにそこから「考えさせる」ということです。特に算数・国語の「思考型科目」に関しては、「教えこむ」というのではなく、子どもの持っている力を「引き出す」というイメージです。
20年くらい前までは、国語も算数も「知識的要素」が充分に備わっていれば、合格できる学校が多くありました。「知っていればできる、知らなければできない」というパターンの問題です。国語の「漢字」や「語句知識」でも差がついていましたし、算数も「解き方を知っていれば解ける」問題が一定量出題されていました。いまの入試でもそういった「基礎土台」分野の出題もあるのですが、差がつく問題はやはり「考える」ことが必要なタイプの問題になっています。
そういった「考えることが必要な問題」を自分でしっかりと解けるようになるためには、その方向に向けた指導が必要になります。そして、頭の使い方や考え方の土台が出来上がる小学生の間にしっかりとした「考える」トレーニングを行うことが、お子様が将来どんな道に進むにしても、必ず役に立つことであり、それが将来の可能性を狭めないことにもつながると思うのです。
今年の受験生たちの入試がひと段落し、早稲田アカデミーでも新年度が2月6日よりスタートします。新しい学年での学習をスタートするにあたり、お子様の可能性を狭めないという視点を、保護者の皆様にもお考えいただければと思っています。
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