四つ葉cafe 福田貴一 中学受験をお考えの小学生3・4年生のお子様をお持ちの保護者の方のためのブログ

『2025年、中学入試を終えて……』

2025.02.12

首都圏の中学入試はほぼ終わりました。毎年、中学入試受験生の合格発表のラストは、2月9日の都立中高一貫校、2月10日の神奈川の公立中高一貫校の合格発表です。まだ、この時期からの「繰り上がり合格」で進学先が変わる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、ほとんどの学校で入学試験は終わりました。今年もたくさんの笑顔での報告も届きました。その中には、「大逆転」といわれるような結果も多くありました。


私は入試直前の激励会で受験生たちに、こんなことを話しています。
「120%の力を発揮することはできない。まずは実力の100%をしっかりと発揮してきてほしい。そのためには、落ち着いて。本番の入試会場に着けば、誰もが緊張するはず。深呼吸をして、算数のテスト前には塾の算数担当の先生の顔を思い出して、「あの先生だったらどんな風に解説してくれるかな」……そんなことを思い出しながらテストに臨みなさい。そして、最後の最後の1%。それは君たちの心の中から出てくるはず。強い想いが101%の力になる。がんばってきた自分を信じて、胸を張って笑顔で受験に……」


実は「大逆転」には、すべて理由があると思っています。入試本番で実力以上の力を発揮することはできません。逆に言えば、合格できたということは、それだけの力を身につけてきていたといえるのです。小6で実施される様々な「合格可能性判定模試」で30%しか取れていなかった生徒が、本番で合格するのはよくある話です。模試の形式には合わなくても、志望校の出題傾向に合う学習をしていれば、そこでの「逆転合格」は難しい話ではありません。


また、多くの模試が12月までには終わってしまいますから、そこからの「冬期講習会」「正月特訓」「1月」で大きく成長し、成績を伸ばしたことによる「逆転合格」もたくさんありますし、過去問演習で一度も合格ラインに届かなくても、その解きなおしを徹底的にやることで、合格できる力を身につけて本番に臨めたことによる「逆転合格」も数多くあります。そして、その「逆転合格」の根底には「自分を信じる力」「信念」と言われるような「強い想い」があると、私は考えています。


早稲田アカデミーは進学塾ですから、志望校に「合格できるための力」を育む場所です。我々講師は、そのために存在しているわけです。ただ、「合格するための力」は単なる学力だけではないとも思うのです。それを100%発揮するだけの精神力も必要だと思うのです。合格したいと思う「強い想い」と「自分を信じる力」、「絶対合格したい」という気持ち……。早稲田アカデミーは「本気でやる子を育てる」という教育理念のもと、講師たちも「本気で」「絶対合格させるんだ」という想いで指導をしています。それが、「合格するための力」にもつながっているのだと自負しています。


今年も早稲田アカデミーの受験生たちはがんばってくれました。このブログは合格実績の報告や宣伝をする場ではありませんので割愛させていただきますが、素晴らしい結果を残してくれています(詳しい合格実績はHPの別ページをご参照ください)。

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